1. 今日も午後病院に行く。食器類や調理器具類を整理していたら疲れたが、惰性で車に乗り込む。

三時ごろ、日曜なのにリハビリの人が来る。リハビリのおじさんに「昨日散髪屋にいましたね」と言われ面食らう。車いすになんとか座らせ、談話室に向かう。今日のリハビリは特に運動らしい運動は無く、談話室でのお話しだけで終わる。こういう時、あまり母は話したく無さそうである。根本的に他人とおしゃべりするのが嫌いなのだ。リハビリ終了後、母が「一階に散歩に行きたい」というので、車いすを押して人気のない受付を見に行く。暗闇の中の外来は不気味で、まるでお化け屋敷のようだった。

母が気まぐれに「地下のセブンイレブンにも行きたい」というので、地下のセブンイレブンに向かう。そこでお茶とお菓子とプリンを買い病室に戻る。昼食を食べていなかったせいで、自宅から持って行った素麺(1/3束をゆでたものとつゆ)といちごとみかんをちょっとずつ食べる。プリンも半分食べた。おいしいといってパクパク食べた。好き嫌いが多いので、病院食はお気に召さないようだ。この人は我慢ができない。

首に巻いているネックカラーも不快のようで、「夏用のメッシュ仕様のカバーだけ売っているから買っといて」などと無理難題を私に言う。調査したところ、同じネックカラーならばアマゾンで普通に買えるが、カバーだけは見つけられなかった。私は医療従事者では無いので、快適なネックカラーを提案することはできないし、そもそも病院の治療の一環だから、医師の許可なしに勝手なことはできない。

この私の対応が不満だったようで、帰り際にはいじけて怒りを私にぶつけてしまうようになった。いつも精神が錯乱状態になると、「痛いから代わって」とか「もう楽になりたい」などと口走る。そんなこと言わないで、と言う私の身にもなってもらいたい。家族が第2の患者とはよく言ったものだ。家族も辛いからである。夜勤のナースに「ちょっと精神状態が不安定だから、声かけてもらったりして配慮をお願いします」と言って病院を後にした。

 

本日の晩御飯:塾長特製のカレーライス(ルウの箱に書いてあった通りに人参、じゃが芋、玉ねぎ、豚肉をぶち込み作りました)余りは半分冷凍にして、半分は明日の晩御飯にします。もうお料理したくないですね。