1. 石川県の停電戸数がいまだに約3万戸ある。珠洲市役所ライブカメラの映像を見ても、夜は真っ暗である。電気が無いと暮らせないし何もできない。スマホ決済に依存していると、売れないし買えない・・みたいになっていると推察される。何より商品が搬入出来ないし、従業員も出勤できないし・・各所身動きが取れない状況と思う。能登半島にお住いの方にはお見舞いを申し上げます。

2. 就職活動中、能登空港内にある日本航空学園石川高校の数学科の求人を見たことがある。サトエに不合格だったら、この求人に応募しようと思っていたことを思い出した。運悪くサトエなんかに合格してしまったから縁がなかったが、進学校ではない学校に赴任するのも面白かったかもしれない。

3. 12/24に登場した特急無賃乗車の後、高岡から氷見線で氷見に出た。氷見駅の駅員さんに「七尾駅にバスで行くルートはありますか」と尋ねたら、昔はあったがなくなってしまったと返答があった。調べても七尾氷見間のバス路線は無かったので、うすうすバスが無いことは予想していた。仕方ないので、帰りの高岡行きの列車を待つ間レンタル自転車を借り、駅周辺を意味もなく走り回った。

18きっぷ利用日だったので、列車で高岡に戻り北陸本線で津幡にゆき、七尾線を経由してのと鉄道線に入った。この日は小木のユースに一泊した。七尾駅でのと鉄道の切符を買ったのだが、駅名の「九十九湾小木」の発音がおかしくて駅員に訂正された。どこで切ればよいのか分からなかったのだ。さすがに九十九がツクモなのはわかっていたが、ツクモという地名とワンオギという地名を合わせた駅名だと私は勘違いしたのだ。
県外者には分からない。廃止になった駅に文句を言ってもしょうがないが、九十九湾・小木と「点」で区切ってもらえませんかね。

この、能登いさりびユースホステルは今もちゃんと営業しているようである。駅からユースまでの道が入り組んでいてわけわからんので、地元の人に聞いたら、親切にも案内していただいた。トンネルを通った記憶がある。星がきれいですね・・とか意味のないことをしゃべった気がする。珍しくこのユースでは夕食を頼んだ。

当時は穴水から蛸島までの路線はまだ廃止になる前で元気に営業中だった。しかし、穴水から輪島に行く路線は廃止されていて、乗車することはかなわなかった。輪島も珠洲も「市」なのに穴水という「町」までしか鉄道が維持できないのが不思議でならなかった。北海道の名寄以北のような人口希薄地帯というわけでもなく、小さい集落が点在していて大した高速道路もないのに、鉄道は利用されなかったようである。

翌日蛸島まで全線乗車した。蛸島駅前は何もなかったが、大便をしたくてずっとトイレを探していた。公園みたいなところの公衆便所に入ったら、大のところは蜘蛛の巣がすごくて、長年放置されているような感じで利用できず、結局金沢行の高速バスで金沢駅につくまでトイレを我慢したことを覚えている。のと里山街道といういい道路ができたせいで、鉄道は廃れてしまったのか。結局鉄道が無かったせいで、輪島には行けずじまいだった。鉄道に乗るのが目的の鉄道好きは、鉄道の無い都市には行かないのだ。