1. 計量士試験の問題の表紙の「筆記用具」の項目を見ると、「HBの黒鉛筆または黒シャープペンシルを用い・・」とある。なぜシャー芯の色の濃さまで指定されねばならんのか。私はこの文言が気になったので、受験の際は普段使っている4Bのシャーペンに加え、念のためHBのシャーペンも持って行った。さすがに、試験会場での試験官による「シャーペンの濃さのチェック」までは無かった。そして私は普段通り4Bのシャー芯でマークをし提出したが、マークの読み取りに問題はなかった。濃い鉛筆でマークする分には問題ないはずであるから、この文言は次のように修正を提案したいね。「HB以上の濃さの黒鉛筆か黒シャープペンシルを用いること。」

2. 本日は電力管理問3を執筆する。あらかじめ解いてあるし、問自体に悩むことはない。ただ、全てpu表示の時のベクトル図を書いたときに、電圧降下に相当するXIに√3をつけない理由を考えていたのである。証明して納得しないと気のすまないタチなのである。本問を解くのには不要な思考だが、私には考える時間があるので、疑問に思うことがあるとついあれこれ調べてしまう。結局午前中と午後の大半は電力系統工学加藤政一とにらめっこしていた。教材は売れないが、優雅な一日であった。

たぶん√3は付けなくてよく、単相と同様の処理でいいと思う。ただこういう時、本当は凄いできる人に確認を取りたいとちょっぴり思うが、私に師匠はいないので自分で考えるしかない。一人大学院なので、師匠も院生も私一人なのだ。

3. NAIST時代、院生室で修士の連中と缶ビールを飲みながら人生ゲームをしたことをふと思い出した。ゲームの中ではきちんと定職について結婚もしたなぁ。立命館から来た修士の人が財布をなくしたと言い出して、酔った頭で岡山理科大出身の人と一緒に探したっけ。

隣に座っていたポスドクともう一人と一緒に、ゼミ室でマリオカートをやったこともあった。なぜかニンテンドー64?とかいうゲーム機を持っていて、ゲーム機とプロジェクターをつなぎ、ゼミ室のでっかいスクリーンに映し出して一緒にやった。大画面で大迫力なマリオカートは初めて経験だった。この方は鉄道が好きなようで、彼の「大雪の日にわざわざ只見線に乗りに行った話」で盛り上がった。一番最初、この研究室を見学に行ったとき、このポスドクのデスクに鉄道路線図のかかれたでかい地図が張り付けられてあって、妙に安心したことが忘れられない。この方はすぐ就職してしまった。