1. 今日はフリーデル・クラフツ反応でアセチル化する・・というのが理解できなくて悩む。というのもフリーデル・クラフツ反応にはアシル化とアルキル化の二種類しかないからである。アセチル基とアシル基を比べて書いてみてやっとわかった。アシル基の特殊な状況がアセチル基だから、アセチル化はアシル化の一種と思えばよい。似たような用語が出てきたとき、案外「包含関係」にあることがよくある。上位の概念とでもいうべきか。

それにしても、化学は慣れないカタカナ用語がたくさん出てきてややこしい。ひたすら言葉の定義の確認と調査である。こういう時の調査はグーグル先生に限る。資料は一度印刷することもあるし、スマホで読みながらそのまま清書することもある。調査の際、化学の大学教授が書いた資料はとにかく精密で私には完全には読めないが、飛ばし読みスキルを発動したりイントロダクションだけを読んだりして、計量士試験に必要な程度を抜粋している。

2. 午後は環化の問1~問5の解説を書いた。ここは毎年環境基本法、大気汚染防止法、水質汚染防止法からの出題である。出てくる法令もせいぜい施行令までだし、読めば分かるし、解説を書くのに難儀することは無い。ふと、思った。環境計量士は問1~問5まで法令の出題だが、一般計量士一基に法令からの出題は無い。問1からいきなりベクトルの計算とかである。環境計量士でもこれを見習って、問1~問5も化学とか物理の出題にしたらよいと思う。