今日の午後4時から晴海の第一生命ホールで開催された「音の饗宴 聲明(ショウミョウ)]というコンサート(?)に行って来ました。

聲明とは「>仏典に節をつけた仏教音楽を指す。754年(天平勝宝4年)に東大寺大仏開眼法要のときに声明を用いた記録があり、奈良時代には声明が盛んにおこなわれていたと考えられる。平安時代初期に最澄・空海がそれぞれ声明を伝えて、天台声明・真言声明の基となった。天台宗・真言宗以外の仏教宗派にも、各宗独自の声明があり、現在も継承されている。源氏物語の中に度々出てくる法要の場でも、比叡山の僧たちによって天台声明が演奏されていた。(Wikipedia)」だそうです。

今日の公演も、天台宗比叡山の僧侶8人によって行われましたが、ピアノ、バイオリンなどの六重奏との共演でした。我が家は曹洞宗ですが、私は聲明が大好きで、メンバーは変わっているかも知れませんが、この天台宗七聲会の公演は今回で3度目でした。

聲明のクライマックスは、転読(テンドク)と言って、600巻に及ぶ全経典をすべて読む代わりに、それぞれが巻題だけおを大音声で唱えながら、経本を空中に翻す所作です。伴奏の音楽も一段と熱を帯びます。中央の写真がそれです。

途中で「散華(サンゲ)」と言って、読経しながら仏が描かれた花びらを象った紙片をまき散らすのを知っていましたが、幸い、一番前の中央の席だったので3枚ゲットし、一枚は明日アメリカ旅行に行く孫娘に、一枚は胆管治療中の家内に、残りの一枚は私の財布に収めました。最初の写真のビラの下の方に写っているのがそれです。

公演中の写真撮影は勿論出来ず、添付の2枚はネットからの転用です。兎に角、すがすがしい気分になり、1円玉を拾っても交番に届けたくなる気分で家路につきました。