インスタグラムで見て面白そうなので、斧好きにも新宿区の佐藤美術館という聞いたことのない美術館で、平良志季という聞いたことのない画家の個展を見て来ました。場所は、行きつけている慶應義塾大学病院の裏ですぐ判りました。インスタの頁を見せると、入場料700円が500円になりました。どうせ空いているだろうと思いましたが、それでも10人程は入っていました。

この画家は、東京芸大修士課程を卒業した日本画家だそうですが、作品はアニメとも日本画ともつかないだけでなく、タイトルの『可笑し異界(オカシイカイ)』通り,閻魔大王や”異界“を描いた奇妙奇天烈な作品ばかりでした。当人の挨拶にも、「現在の私は、当時(学生時代)に思い描いていた知的で超絶技巧のかっこいい作家とは真逆な、ふらふらとした気の抜けた作家になってしまいました。」とありますが、独自の境地を切り開いたと思いました。20坪ほどの部屋の3階はぺらぺらの布地に描いた作品,4階はキャンバスに描いた作品、5階はデッサンなどが展示されていました。