自転車で15分ほどのすみだ北斎美術館で開催中の「北斎サムライ画伝」という特別展に行って来ました。”サムライ”というタイトルに惹かれでか、外人客もかなりいました。案内書にはこう書かれていました。

『サムライは、江戸時代に生きた北斎にとって身近な存在でした。本展では、源頼朝や徳川家康など名の知れたサムライだけでなく、北斎と門人たちの目に映った江戸市中に暮らす太平の世のサムライを描いた作品も展示します。また、実際にあった戦いや物語の中の戦う場面を描いた作品も紹介します。
江戸時代の人々が抱いていたサムライのイメージにふれるとともに、北斎たちによるサムライの姿をご堪能ください。さらに、刀や鑓といった戦いの道具を取り上げた作品も紹介し、刀剣博物館所蔵の「太刀 銘 信房作」(重要文化財)なども展観します。刀剣そのものと描かれた刀剣を見比べて、イメージをふくらませながら北斎の表現力をお楽しみください。』

北斎だけでなく、彼の弟子や同時代の画家の作品もありますが、大半はその時代の書物のモノクロの挿絵が多く、いわゆる浮世絵は少ないのが残念でした。