<プラネット・デューン/砂漠の惑星 (Planet Dune・米・2021)> ★★

 

 

何気なくCATVの電源を押したら、知らない映画の物語が始まったところでSFらしいので、タイトルも知らずに見てしまいました。途中であまりにも荒唐無稽なで馬鹿馬鹿しいので止そうかと思いましたがついつい見てしまいました。つっこみ所満載で、本気でけなすほどのものではありませんでした(笑)

                                

>近未来、卓越した技術をもつ女性の宇宙船操縦士・ヤング中尉は命令を無視して遭難した敵対するロシアの宇宙船の乗組員を救助したため、上司のチェイス大尉から懲罰として地球外惑星デューンに不時着した貨物船の引き上げを命じられ。4人の同僚と出発します。到着したのは分火山が煙を吐いていて、一面赤い砂の惑星で、地球よりやや空気が薄く暑いので一同は制服を脱いでトップ姿で(失笑)捜索に出かけます。ヤングは親から貰ったと言う強い密造酒を隠しもっています、貨物船は見つかり、生存者も2名見つけますが、この星には、砂漠の砂に混入する鉄分を吸収して生きている巨大な蛭のようなワームという怪物が4匹もがいて、人間の血液に含まれる鉄分を鍵つけて乗組員たちに襲いかかって来ます。ついに同僚のレベッカはワームの犠牲になってしまいます。一同は乗って来た宇宙船に逃げ込みますが、ワームに噛み潰されてしまい、宇宙船を爆破して逃れて、貨物船に移ります。そこへチェイス大尉が命令を無視して救援に到着、持っていた核弾頭でワームを殺害します。おりしも火山が爆発、宇宙船は出力をあげるため、ヤングの持っていた密造酒を燃料に注入して(又々失笑)危うく難を逃れます。宇宙基地に戻ると、ヤングは貨物船員救出に成功したことと、先に救出したロシア人が国家的に貴重は科学者で感謝され、米露の対立改善に貢献したことで、懲罰を解除して現職に戻ることが通達されます。

 

特撮もあまり上出来とは言えませんでしたが、地球外惑星なのに水以外は空気も温度も地球と殆ど変わらず、飛行士たちは宇宙服どころかハワイのビーチを散歩するような谷間もあらわなタンクトップ姿で飛び回っていてまず呆気にとられました。その他、ツッコミどころはいくらでもありますが、そういう理屈をつけて観る作品ではないので無視します。ラストでアメリカとロシアの対立の雪解けを司令官のコメントだけですが挿入して、多少は現代感覚をにじませたつもりのようでした。