<ファンタジア2000 (Fantasia 2000・米・2000)>★★★☆

 

 

棚を整理していたら、DVDの函が見つかり、久しぶりに見てみました。

ウォルト・ディズニー社が1940年に公開した<ファンタジア>の続編で、様々なスタイルのアニメーションにジェームズ・レヴァイン指揮、シカゴ交響楽団の演奏がかぶさります。上映時間は75分と短く、その中で8つの曲が映像化されていますが、「魔法使いの弟子」は前作で一番人気のあったのデジタル・リマスターだそうで、名曲は他にいくらでもあるのに手抜きのように思いました。

 

  1. 「交響曲第5番・第1楽章(ベートーヴェン)」三角形の蝶のような形をした形をした物が乱舞します。

2. 「 交響詩 ローマの松」(レスピーギ)海や空を舞うクジラの群れを描いています。

3 「ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュイン)パリではなくN.Y.の1日でした。

4 「ピアノ協奏曲第2番~アレグロ」(ショスタコーヴィチ)アンデルセンの童話「すずの兵隊」をア5. 「動物の謝肉祭・終曲」(サン=サーンス)フラミンゴの大群の飛翔のアニメーション。

6. 「魔法使いの弟子(デュカス)ミッキーがうろ覚えの魔法で失敗します。

7.「威風堂々」(エルガー)(6:22) ドナルド・ダックの率いるノアの方舟の航海

8.「火の鳥」(ストラヴィンスキー)自然の誕生と滅亡、再生壮大にを描いています。

 

60年の間隔があるので当然ですが、アニメの技術は格段に進歩していますが、内容が大人向きとも子供向きともはっきりしない中途半端な感じを受けました。ディズニー映画を楽しみに来る子供と、かつて第1作を見て懐かしくなって見に来た大人と両方を満足させようと思ったためと思います。私個人としては、第3話の「ラプソディ・イン・ブルー」がよかったですが、子供の目からはあまり面白くないかも知れません。どちらかの傾向に絞り込むべきだったと思います。