日本人は骨粗鬆症になりやすい
日本は四方を海に囲まれ、日本人は昔からカルシウムを多く含む小魚や海草を食べてきました。それなのに骨密度が低く、骨粗鬆症になってしまうのは何故でしょうか。
それは日本の飲み水にミネラルが少なく、硬度が低い「軟水」のせいといわれてきました。しかし実は、人体の骨格形成に必要で、骨がもろくなるのを防ぐ珪素の摂取が少ないからとわかってきました。
珪素摂取量と骨の強さ(骨密度:BMD)に密接な関係があることが、米英共同の「フラミンガム研究」から明らかになりました。
米英の共同研究グループは、フラミンガム子孫研究の参加者2847人(30~87才、男1251人・女1596人)の食生活を調査。珪素摂取量を比較すると、男性や閉経前の女性では、珪素摂取量が多いほど大腿骨部のBMDが高いことが明らかになりました。
珪素成分を多く含む珪素の化石・水晶は、いくら細かくしても所詮石のようなもので、それを摂取しても体内に取り込むことはできません。そこで、作り出されたのが、水溶性珪素です。水に溶け、固体・粉末・気体にと、状態を変えられることから、応用の幅広さもあり、今後の可能性が期待されます。