コンサートを終えて(2) | 七氷という名の珍獣

七氷という名の珍獣

声楽・ピアノ・食、パワースポット巡りなどのブログです。

本番。
リハで不安要素があったものの、不思議なくらい落ち着いている。
一番目の人が終わり、私の出番になりステージに立ち挨拶。
で、ここでアクシデントが。
私はタキシードを着たので、サスペンダーをつけていたのですが
おじぎをして姿勢を戻そうとした時に、戻ろうとする私の身体をサスペンダーが
ぎゅっと締めてしまいました。

な、なんでこんなことになるんだ??

これ、かなりマズいです。
案の定、歌ってる最中、上半身に意識が行ってしまい、声を張ったら
確実にノドに入って咳き込む状態。
なので感情はそのままで、発声を何とかコントロールして
セキが出ないようにして歌いました。
それでも以外と落ち着いている。
で、客席左側に座っている見慣れた物体。
そう、「くまを」です。

い、イカン、くまをを直視したら笑ってしまいそーだ・・・・
って、そんな雑念持って歌ってるからイケナイんですよね。。。

そして「Non t'amo piu」
まだノドに不安がある状態なので、声の当たる位置を前方向にして歌い始めました。
これは私がポップスを歌うときの発声なので、あまりいいことではないのですが・・・
で、1コーラス終えた時に、わりとノドが回復したように思えたので
2コーラス目からは、声のポジションを奥歯より奥へ当てるようにしました。
そして感情も全開に。
この曲で終わりですからね。自分が全く出ていない状態で終えてしまったら
ずっと後悔することになります。
それが逆に良かったようで、声の出がとてもいい。
後半の「a te non penso」の時は感情も発声も私の中ではMAXの状態で
身体から出る自分の声がとても気持ちよかった。。。。


終了。

でもまだ終わりではありません。
ぺもさんとのデュエットがあります。
控え室に戻って何度もラウル登場の練習。

ぺもさんとのデュエットの一人前が大阪から参戦のIさん。
私、ぺもさん、Iさん。
この3人を先生は一塊のグループと位置付けています(笑)
私はIさんの歌を聴くのは今回が初めてでしたが
曲がとてもいい。先生が「才能がある」といったのがよく分かりました。
特に私はこの日に歌った「浪花(なみはな)」が好きですね。
衣装も(本人曰く、キャバ嬢のような衣装)もとても似合ってるし。

さてさて、ぺもさんの出番。
私は一緒に登場せず、後方待機です。
もともと、ぺもさんはゴスペルを歌う女性ですが
今回歌った3曲のミュージカル曲はとても、ぺもさんに合ってると思いました。
いいなー、歌の世界が広くて。。。
そして「Think of me」
何故か自分の歌の出番より緊張してます(笑)
歌が進んでいき、私の出番直前の間奏。
その始まりで客席の真ん中あたり、歌の直前には客席の一番前のあたり
そして歌が始まると同時にぺもさん「クリスティーヌ」に近寄り歌う。
でも、私の出方を見て、にやにやしてるお客さんがいたような気がしたのですが
気のせいでせうか・・・

あっという間に私の出番が終わり、また後方待機。
歌も終了し、拍手が起きた時に私も後ろで拍手していると何やら先生が
私のほうを振り返ってにこにこしてる。
ぺもさん見ると私を招くようなジェスチャー。

あら、私も最後あいさつするのねん。。。

すっかり忘れてました。

そしてコンサートも進み、最後のバイオリン演奏。
バイオリンの女性、顔立ち、衣装、雰囲気、どれを取っても
優雅というかバイオリンのイメージにピッタリ。
しかも演奏もすごい。
この女性がバイオリンを弾いてる姿が何か神々しく感じました。
すばらしい。

あっという間のコンサートでした。
今の出来には当然満足してませんが、次につながるとてもいいコンサートだと思います。

でも、打ち上げの席でイヤなことを聞いてしまいました。

一人の演者が私のリハーサルを見ていて、首を傾げたり、「何あれ?」みたいな
感じで見ていたようです。
普通、同じ演者をそういう態度で見るかな?
よほど自分の歌に自身があるんだな。

コンサート終わってゆっくりしているヒマありません。
12/19にはもう1つ声楽の発表会があります。
それに向けて頑張らねば。

そういえば、コンサートを録画も録音もしなかったので
自分の歌が聴けないのが残念だなぁ。。。