徽章の七宝の事。 | 七宝を楽しむ!イロイロ日記

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七宝教室、作品や材料の販売をしています。
2018年新入り猫「ぐり」を迎え、七宝をメインに、日々感じた事も織り交ぜてイロイロとアップ中。よろしくお付き合い下さいマセ(^^)

大好きな釉薬のひとつ、「紺青」です。
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体験教室でも使って頂いています。
先日、ちょっとした騒ぎがありましたが💦
安定感があり、発色も裏切らない優等生です(^^)v


七宝というと、
どうしてもアクセサリー的なイメージが強いようで、
「俺には関係ないね」という男性陣が多いと
思います。

でも、もしかしたら、
中学生の頃に出会っているかもしれませんよ!
もしくは、高校で。
更には、お勤め先で。

そう!あなたが襟元や胸元に付けていた
学校の校章や会社の社章。

このバッジ(徽章)に施されているのも、
七宝釉薬なのです。

あの小さい面積の中に3色、4色と
釉薬を差し分ける専門の職人さんがいるのです❣️

七宝を仕事にしている私達でさえ、
出来る気がししない様な細かい作業です。
なのに、美しい仕上がり💕

近年、この専門の職人さんが、
どんどん減ってしまっているのです。

後継者がいないからです。
昔ながらの職人さんが、体を張ってギリギリまで仕事をしても、
その人ができなくなってしまうと、
そこは廃業するしかないのです。

ここ10年位、
こうやって多くの七宝職人さんが辞めてしまいました。

何とかして、この様な小さな工場を守って行かないと、
どこの国にも負けない日本の美しい技術は、
近い将来、完全に消滅してしまうのではないか?!と日々不安になります(>_<)


具体的には、私は何も出来ません。
ですが、
人生の節目に、七宝と出会っているかも知れなくて、
その徽章に七宝を施した職人さんの現状は、
今とても厳しい事を知って頂く事も大切じゃないのかと思い、
今日はちょっと書いてみました。


先ほどの画像の「紺青」の釉薬は、
白、赤と共に徽章に使われている事が多い色です。

お手元に母校の校章が残っていましたら、
または社章が色付きであったなら、
一度ご確認下さいませ。

日本の職人さんの手で施された、
美しい七宝が見れるかもしれませんよラブラブ!


荘内屋工房くじゃく  佐藤美都子


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