今年、私から見て、加害者の1人が他界した。
男女別の平均寿命を結構超えた年齢で。
私のルーツは超ド田舎にあるので、
そこに根を張る家は、代々続いて来たのだろうと思う。
電車もネェ、路線バスもネェ、タクシーもネェ、
コンビニなんてネェ、スーパーすら山を越えなきゃネェ、
見渡す限り畑 or 田んぼ。たまに家。
ちょっと山を越えたら、牛舎。豚だったかもしれない。うろ覚え。
オラこんな村イヤだ、みたいな、完全な田舎。
あ、山を越えたら、一応電車走ってるわ。無人駅だけどね。
前置きが長くなったけど、
その親族は、私から見たら、完全に加害者。
長年敵対関係だったけれど、10年くらい前かな、一応和解。表面上。
私にも良心はあるから、本気で謝罪があれば、
自分が被った被害は尋常ではないけれど、赦す気持ちもなくはなかった。
けど、謝罪なんてあったっけ?ってレベルのもの。
おまけに、無神経な言葉を吐いた。
ボケてたわけではないと思う。車の免許更新はしてたし。
思ったこと。
やられた方は、一生覚えてるけど、
加害側は、自分のやったことの大きさを認識していない。
戦前を生きた人と、自分の考えが同じだなんて、さすがに思っちゃいないが、
私から見たら、害のある人物への肩入れと権力の乱用。
想像力の欠如というのかな。
自分の目的を達成することが全てて、手段選ばず。
その結果、私がどうなっても構わなかった(としか思えない)。
私が地獄の苦しみと意地とで耐えて(でも、心は病んだ)、踏ん張ったからこそ、
今も生きてるだけの話で、餓死してても何の不思議もなかったから。
何の感情も湧かなかった。本当に何も。
むしろ、その前年に、仕事絡みで知り合った知人が他界したのを知ったときの方が、
100倍くらいショックだったし、今もまだ悲しい気持ちがある。
絵の展覧会を見に行く程度の間柄だったが。
その後に来た電話の、「香典と生花代盛篭代○万円出せよ」もイラっと来た。
ひとかけらの悲しみすら湧かない相手に、香典はともかくとして、…。
んなカネないけどと言ったら、みっともねーだろって返事。
私のフトコロ事情より、体裁が大事なのかと。
コロナが終息したから、盛大な葬式を出したいんだろうけど、
勝手にやってくれよと。
私、大して関係ないし。一応3親等だけど、分家の末端だから。
もう片方の親の生家も、代々続く結構大きな家だったはずだが、
そこの葬式は、家の格?のわりにはこじんまりとしたもので、
真冬で厳寒だったことを除けば、参列者には優しかった。
そのときも、私から見た関係性は3親等で同じ。
富裕層は無縁なので知らないけれど、
日本全体が貧しくなっている今のご時世に、立派な葬式は時代逆行のような。
だからこそ、家族葬みたいなのが出て来たのだと思うし。
しかし、仏具は高い。
ポンポン売れるようなもんじゃないからかもしれないが。
いっとき、ちょっと欲しいなと思うものがあって、値段を調べたが、
○万円~○○万円って感じで、気軽に買えるようなものではなかった。