たった5年で体重が倍に!?不摂生で死にかけた失敗談 Vol.1 | 失敗から学ぶ君のブログ

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営業一筋26年。数えきれない程の失敗や挫折を繰り返し、未だに失敗をしている中年オヤジです。今では畏れ多くも管理職を拝命させて頂いておりますが、組織運営も失敗の連続!そんな私が出会った本や失敗談、不思議体験や日々の出来事や感動した事をご紹介します!

今回のお話はチョット真面目なお話です。
読者の皆さんに、生活習慣が祟って、私と同じ過ちを犯して欲しくないという観点から書かせていただきました。


救いの手を差し伸べるボランティア精神満載ってな気持ちで書かせてもらいます。
例えるなら「24時間テレビ~愛は地球を救う~」ばりに。

 

今から約10数年前の出来事です。
新入社員当時の私は体重56㎏、身長162㎝と小柄な男でした。
身体を動かすことが好きで、自分で言うのもなんですが、スポーツマンだったと思います。

 

ところが!
入社約5年の間で106㎏にまでスペックアップしてしまったのです。
50㎏です。
50㎏も増量してしまったのです!
しかもたったの5年で!
たかが50㎏、されど50㎏です。
相撲部屋の新弟子さん達も羨む成長率です。
当時同期の社員には「不可能を可能にする男」と呼ばれていました。

 

お陰でスーツは半年で買い替えなくてはならず、相当洋服屋さんと日本経済に貢献したと自負しています。
先輩社員からは「お前、毎日見てるけど毎日でかくなって行くのが目で見てわかるな!」と言われていました。

 

ちなみに食生活はと言うと、大の炭水化物好きなものですから、朝食はカップラーメンに丼御飯を2杯。
お昼御飯は決まってミソラーメン大盛りにライス大盛りを食べ、夜は毎晩お客様と出歩いていました。

 

これが原因で医師から「あと3日間病院に来てなかったら、あんた死んでたね」と、さらりと言われてしまう事態になってしまったのです。

 

あの当時の私の担当エリアはザ・ど田舎で、遊ぶ場所と言えば町に一軒しかない古びたパチンコ屋かTSUTAYAさん位しかありませんでした。
そんな状況なので、お客様達の唯一の楽しみと言えば酒を呑んでカラオケを歌う事位です。
しかも皆さん酒が強い!
町の人に言わせると、日本酒であれば3升呑んで初めて酒豪と言われるそうで、当時の私は日本酒であれば1升が限界でした。
当然お客様からは「お前はまだまだヒヨッコだな!」と言われていました。
106㎏のヒヨッコです。
見た目はまるまる太った子豚ちゃんですが。

 

嘘じゃないですがあの当時、1週間で5日間は毎晩違う会社の社長さん達と呑みに出歩いていました。
「よく金が続くな」と、お思いの読者さんもいらっしゃると思いますが、自分の父親位の歳の社長さん連中ですから、気前よくいつも、どのお客様も快くおごっていただいてました。


だって、本当に夜は暇なので、私を言い訳にして奥様方には「○○君が呑もうと言うから仕方なく付き合ってくるわ!」と言って呑みに出ているんですから、当然と言えば当然かもしれません。

ある社長さんの場合は「おう、夕方の17:30頃に事務所に来いよ!母ちゃんの前で『社長、呑みに行きましょうよ!』と言うんだぞ!わかったか?!」と言う巧妙な作戦まで立てて呑みに行きたいのですから。

 

お客様と呑む場合、1軒目は普通の居酒屋や焼肉屋で小腹を満たし、その後に行きつけのスナックを3件~5件ハシゴするのです。
私はいつも感心していました。
さすが社長ともなると呑みに使うお金も半端ねーな!と。

 

酔いも回っていい気分になると、お客様と一緒に必ずと言っていいほど、〆に炭水化物を食べていました。
ラーメンの日もあれば鮨の日もあるし、時にはエビフライ定食やカツ丼なんかも食べていました。

 

さて、ここからが太る為の秘訣です。
本来は北斗神拳ばりに一子相伝の秘め事ですが、あなたも簡単に太れる秘訣というか秘密というか、鉄板の方法を特別に大公開しましょう!

 

私は夜中にお客様と別れ、家に帰る前に毎晩、近所の行きつけのラーメン屋さんに行くのです。
そうです隠れトレーニングです!
ちなみに「どさん娘」さんですが。

ここからが大切な部分です!
メモして下さいね!
まずはおもむろにメニューを眺め、さらりと生ビールをオーダーします。
出てくるお通しでビールを1杯飲み干します。
続いて餃子を1人前と生ビール2杯目をオーダーします。
アツアツの餃子をほおばり、ハフハフ言いながら餃子をビールで流し込みます。
ラストに小ライスとミソラーメン大盛りをオーダーし、スープを一滴残らず飲み干します。

ちなみに小ライスにする理由は、これ以上食べたら太ってしまうからと言う、いわば免罪符的な思いを込めた意味での小ライスです。


後は家に帰ってシャワーを浴びて布団へ直行。

これであなたも間違いなく太れます!
「私、いくら努力しても太れないんです!」何て言い訳をしているあなたは、実は影の努力が足りないのです。
ドラゴンボールの孫悟空も、過酷な修行や闘いで、何度も何度も死にかけてはパワーアップしてきました。
それと一緒です。
自信を持って下さい!

 

冗談は以上にして本題に入りましょう。

 

こんな乱れた超不摂生な生活習慣を5年間も続けていました。
我ながらあっぱれな生き様です。
ラオウの様に「わが生涯一片の悔い無し!」と拳を天高く掲げて、人生を振り返るくらいあっぱれです。

 

とある日、身体に小さな異変が生じ始めたのです。
喉の渇き方が早いのです。
初めは大して気にしていなかったのですが数日後、喉の渇きが異常になって来ました。
お客様と話していると、口が渇きすぎて喋れなくなるんです。
しまいには唇が割れてしまい、血が出る始末。

その渇きは日中だけだったのですが数日後、夜通しで異常な渇きが襲ってくるのです。
30分間隔で来る異常な喉の渇きのせいで、水をガブガブと飲んではトイレに駆け込み小便をし、一睡も出来ない夜もありました。
更にふくらはぎに激痛が走る「こむらがえり」まで起き始めたのです。

 

症状は次第に悪化して行き、自動車で移動中、まるで居眠りから覚めた様な感覚で「ハッ!?」となり「俺、どこ走ってここまで来たんだっけ?」と言うような意識障害まで出始めました。
加えて、昨日会ったお客様は誰と誰だったかなあ?何て感じで、激しい物忘れまで起こり始めたのです。


極めつけは、ある日から急激に体重が落ち始めたのです。
毎日履いているキツキツのスラックスが僅か1週間でブカブカになる位、お腹周りの脂肪が減って行きました。
106㎏あった体重はわずか1週間ちょっとで10㎏も痩せ、力も出なくなりました。

食事も異様に糖分や炭水化物を欲してしまい、時にはカップラーメン5杯食べた時もありました。
お腹は一杯なのにやたらと糖分が欲しいという状態です。
吐きながら食べてた時もありました。

 

ここまで身体が悲鳴を上げ始め、ようやく自分の身体に何か嫌な事が起こっていると言う恐怖と不安が襲って来ました。
深夜、家族が寝静まっている時、勇気を出してパソコンを立ち上げ、インターネットでこれまで自分の身体に起こった異変や現象を検索してみました。

 

検索結果を見て愕然としました。
あたかも、雑誌で紹介された評判の良いラーメン屋さんで、わくわく期待しまくって食べたラーメンが「何これっ?まっず!」ってな位に愕然と。

 

パソコンの画面には、若い私にとって、にわかに信じられない様な病名が表示されていたのです。
私の身体は、大変な病に侵されていとる言う可能性が浮上して来ました。
加えて目を疑うような一文が記されてありました。

 

「以上の症状がある場合、至急病院で適切な処置をしなければ命の危険があります」と。

冷たい汗が背中に流れるのが分かりました。
そして生まれて初めて「死」を意識した瞬間でもありました。

 

「俺、死んじゃうのかな?」と。



 

週刊少年ジャンプばりに次回へつづく!

 

※次回予告
「果たして謎の病の病名は?命の危機は?!どうなる俺!?」
です。