分娩室到着!
ストレッチャーから分娩台に乗り換える。
これも、体をちょっと浮かせて、すすっと移動。
マタニティビクスで体力がついていたおかげだよ。
分娩台に乗ったら、助産師さんや看護師さんが色々セットを始める。
3人がそれぞれちゃっちゃか動いている。
足を乗せる台をセットしてくれているのだけれど、
ワタシが小柄で、なかなか合わせられないようで苦労していた。
(分娩台がかなり年季が入っていて、動きづらい、というコトもあったようで。。)
血圧を測り、麻酔薬をセット、点滴をセット。
足を冷やさないよう(?)に乗せた足にカバーを巻きつける。
その後、体左右にしながら着ていた入院服を脱ぎ裸になる。
その上から、大きめのタオルを乗せてくれた。
これでセット完了。
この時点で時計を見ると11時40分。
そこから張ったタイミングでいきむ。
張った、、と言っても、今一つ自信がないから、
測っているNSTを見ながら、陣痛の波が高い状態になった時にいきむ。
張りが足りないので心配。
それでも、ある一定の高さになったタイミングでいきむ。
マタニティビクスで、力の入れる方向は教わっていたから、いきみ方については悩まず。
ただ、いきみすぎか押し出す力が足りないのか、十分ではないうえ、
いきんだ時に、赤ちゃんの心拍が下がってしまう。
5回ほどイキミを繰り返して、これまた初の酸素吸入をしながら深呼吸。
ようやく赤ちゃんの心拍が戻ってくる。
そんな状態だったので、助産師さんが田中院長を呼んできてくれる。
緑の手術着に着替えた田中院長がやってきて、
助産師さんから状況を聞くと、「じゃあ、吸い出しましょう」と軽く言われる。
院長がいきんでー、って言ったタイミングでいきむと、「いいですよー」と言われる。
院長は独り言のように、「あれ、これなら吸い出さなくてもいいか」とか喋ってる。
2回ほどのいきみの間に、院長が引き出してくれたようで、
「もう、いきまないでいいですよー」と助産師さんから声をかけられる。
院長は、「急いでご主人呼んでー」って言ってる。
あれれ、もう生まれるんだ。
ばたばたとは言ってくる旦那さん。
どこに立っていいのか、焦ってる旦那さん。
カメラを持っているけれど、どこで撮っていいかあたふたしている旦那さん。
そんな旦那さんに、立ち位置はここ、と冷静に指示する田中院長。
横になっていた状態から、体を持ち上げた状態になって、
「覗き込んで」と院長に言われ、ふっと股の間から覗き込むと、
自分から子どもが出てきてる。うわ~、すごい。
ぬるっというか、ぐにゅっというか、そんな感じで自分から出てくるの。
こんな瞬間を自分で冷静に見れるなんて、すごいシアワセ!
こうして無事12時09分にトラキチ誕生。
生まれてすぐに「オギャーオギャー」と泣くものだと思っていたけれど、
トラキチの第一声は本当に儚いものだった。
看護師さんがトラキチの体を拭いてくれて、カンガルーケア。
小さい。ほんとに紫色だ。かわいいもんだ。
色々な思いが湧きあがる。
旦那さんからしてみたら、本当に生まれる寸前に立ち会って(病院の方針)、
写真を撮る暇もなく、いきなり出産で、あっという間だったかもしれない。
カンガルーケアの写真を撮り、その後はトラキチの写真タイム。
カンガルーケアをちょっとしていたけれど、看護師さんが再度預かって、
身長・体重を測定し、四肢チェックし、検温。
血を拭ったり、点眼、口や鼻の動きをチェックしてくれてたよう。
その間、ワタシは胎盤を書き出してもらっていた。
血はあまり出なかったようだ。
「1日遅れたけど、良いお産でしたね」って言われて、ワタシも同じ思いで満足。
「あまり切れていないですね」
「会陰切開というほどのものではないですね」
そんな風に言われながらも、粘膜部を田中院長が縫合。
これが結構長く感じて、痛い。
この処置が終わると、ようやく服を着せてもらえる。
血圧を測ってから、1時間分娩室で横になる。
その間、トラキチは胸の上に。
旦那さんと3人で写真を撮ったり、ゆっくりとした時間を過ごす。
13時過ぎにワタシはストレッチャーに乗って部屋に戻る。
トラキチはひとまず新生児室に移動。
ワタシはもう1時間動けない。
旦那さんはお昼に出かけ、ワタシは疲れてうつらうつら。
旦那さんが戻ってきた14時過ぎに、ようやく水が飲めるようになる。
まず一口飲んで問題なさそうってことだったので、
旦那さんにお願いしてプリンを買ってきてもらって食べる。
水分も沢山取る。ひと心地ついたー。
落ち着いたところで、トラキチが部屋にやってくる。
かわいいー。すごーい。こいつがお腹にいたのね。
16時過ぎ、悪露をとってもらい、ようやくトイレに。
看護師さんが連れて行ってくれる。
ちょっとひきつる感じはあるなぁ。
とはいえ、問題はないようなので、歩行も許可が出て動けるようになった。
17時にはお義父さんお義母さんがやってきて、
トラキチを抱いて、写真を撮って、さささっと帰って行った。
17時半に夕飯を食べて、その後授乳指導。
おっぱいはまだ出ないから咥えさせるだけ。
あとは糖水をあげるくらい。
20時にはトラキチを預かってもらって、
ワタシは痛みが残っているから、痛み止めと睡眠導入剤をもらって寝ることに。
こうして予想外に1日延びた出産は終わって、子育ての日々へ。
個室に連れられてきたトラキチは、
最初はものすごく静かにしていて、
そのうちゆっくりとむずかりだして。
抱っこすると、おとなしくなった。
顔は赤ちゃんなのにしっかりしている感じ。
手は隠れているほうが好みみたいで、
耳は触ると嫌がっていた。
新生児の、その小ささ。
生を受けて間もなくて、いちいち行動がスロー。
こんなに素敵なものがあったなんて、と、軽くショック。
本当に本当に生まれてきてくれてありがとう。