お母さん私(母)

娘の不登校・ひきこもりと、夫によるカサンドラ症候群や毒親に悩む主婦


お母さん娘(通信制高校3年生)

中2から不登校でひきこもりの娘。

一応週5登校コース在籍。

ほぼ登校していません。

発達障害とPTSDによる抑鬱あり。


お父さん

娘に似た特性があるが自覚無し。


※娘が小学生~中学生の頃の話です。
娘の育てにくさと親子関係の悪化に悩んだ私が、娘の発達障害の診断をきっかけに、育児のやり直しと娘との関係性の再構築を目指した話になります。



前回の話 


娘が入院中の病院内の精神科で、娘の担当医(リエゾン回診の精神科医)に私は尋ねました。



「私は、娘が発達障害の可能性があるのではと思っています。先生はどう思われますか?」



医師は
「お母さんは、そう思われるんですね?」
と、頷きながら確認するように私に聞き返しました。



この時の医師の様子から
『やはり、医師もその可能性を考えていたんだ』
と、わかりました。



医師から娘の幼い頃の様子を聞かれたので、私が感じた娘の育てにくさを簡潔に伝え、私はずっと悩んでいて、娘との相性が悪いのではと思っていた事を話しました。




更に医師からは

「運動神経はどうか」
「手先の不器用さはあるか」
「忘れ物や失くし物は多いか」

等その他色々、質問をされました。



私は「はい」と答える事が多かった。



医師は
「Wiscや心理検査等を詳しくしてみないとわからないけれど、傾向はあるかもしれない」との事。



また
「子育てが大変だったでしょう。育て方や躾は関係なくて生まれつきだから、お母さんのせいではないんですよ。」
とも言われました。



娘が0歳の頃から育児にとても悩み続けて、自分は母親に向いていないと思っていた私。

この医師の言葉に、とても救われた様な気持ちになりました。



この時点では、まだ娘は入院中で絶対安静だった為、退院して落ち着いてから検査等をしてみましょうとなりました。



しかし、一番の問題は、娘が入院中なのに学校行事に出席すると言い張り譲らない事。



医師や看護師の説得も聞かず、自分の気持ちを最優先にし、
「みんな私を否定して苦しめる!」
と怒って泣く娘。



今ならそれが、ASDに多い【認知の歪み】だとわかりますが、当時は娘の思考が理解できませんでした。



精神科医は
「医師として学校行事の出席は認められないけど、今の娘さんの意思を否定する事はとても危険。なんとか本人が納得して欠席になるよう、他の医師や看護師達と協力してやっていきましょう。」
と言ってくれました。



この時、精神科に繋がれて本当に良かったと思いました。


私1人で、娘に対応するのは無理でした。



医師が客観的に、
娘の育児が大変であり、娘の問題行動に対して、皆で協力して取り組もうと言ってくれた事が、私の転機になりました。



私は娘の事を1人で悩まず、周りに助けてもらって良いのだ
と、自分が母親になって初めて、心からそう思う事ができました。


続きます。



不登校・ひきこもり当事者、高田ぶらりさんのブログ



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