あかく咲く声 | フツーのタロット占い師のへなちょこ部屋

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ぅっはい。
本日は誠に珍しく

「今日は涼しいですね!」

とゆーご挨拶ができる日となっておりまして、夏が得意ではないわたしですが快適なこの気候にちょっとるんるんな気分でございます☆←


さあ!テーマが(ひっさびさw)「好きな本」ですよ!
暇つぶしに読んでやらあ!という心優しい方以外はブラウザバック☆←


あかく咲く声 第1巻 (白泉社文庫 み 4-1)/緑川 ゆき

¥580
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今回はコレ☆

緑川ゆきさんといえば、今はアニメでも放映になった『夏目友人帳』のほうがご存知の方も多いかな?と思いますが、そこを!敢えて!迂回して!(←なんでやねんw)こちらの作品、というか緑川さんのことを語りたい!!!←うっざいw

わたしは最初、緑川さんを知らなくて、友人がもうなんつーかワケわからない静かなハイテンション(←)で勧めてくれたのがこの『あかく咲く声』でした。

ストーリーを簡単にまとめると、特殊な声(意識して言葉にしていなくても他人を従わせたり幻覚まで見せることができる)を持つ少年が、幼少時に警察が介入する事件に巻き込まれて高校生となった現在も秘密裏に犯罪者と相対する警察組織に協力している、という感じでしょうか。

まあ、設定とかそういうのをとりあえずガン無視して一言、お伝えしたいこと。

緑川ゆきさんの紡ぐ世界は、うつくしい。

・・・・うん、わかってる!意味不明だよナニ言ってんのアタマ大丈夫?って思われてるのわかってるから!!!←

でもね、ほんとうに。
登場人物が、思い、想う言葉も、会話も。
透明に、ほんとうに透き通る空気みたいにずーっと作品に漂っている。
少年、、、ええと辛島くんっていうんだけど、彼はそのままの声で喋ると他人に影響を与えちゃうから鼻のあたりとかを押さえて話すクセがついてるのね。
でも、どうしたって人間は言葉を使って交流する生き物だから、声は出さなきゃ、てか勝手に出てしまうものでしょう。
辛島くんは、自分の声をおさえることできっとこころもおさえていた少年。
その辛島くんの秘密(警察に協力している)に気づいた国府さん、って女の子がこれまたすごい。
10代の無謀にも見える行動力、とかって捉えたらそれまでなんだけど、緑川作品にすべて通じているのは

みんな、世界の可能性を信じてる。

ってことかな?
イヤ、やっぱ世界の可能性を信じていた、って過去形になってしまっていたり、真っ直ぐ健全なこころと身体で、ってだけじゃないし悩んだり迷ったり恨んだり、、、憎んだりもね、するんだけれど。

それでも、うつくしくとうめいな、希望に満ちた空気はどんな局面においてもずっと在るのです。

どの作品にも緑川さん独特のこの空気は感じられる。

ご興味持たれましたら是非ご一読ください☆

ありがとう。
あいしているよ。