★解毒
体内に取り入れた有害物質や
体内で発生する有害物質を
水に溶けやすい形に変え、尿や胆汁の中に組み込み体外に排泄する働き
これが解毒です
肝臓の解毒作用の代表格はアンモニアを尿素に変えて排泄させること(尿素回路)
そしてアルコールや食品添加物、薬物など、体内に取り込んだもの
腸の中に棲む悪玉菌によってつくられる有害物質やウイルス
肝臓はこれらを無毒化して体を守ってくれています
肝臓に感謝~
★合成
肝臓は胆汁やコレステロールを合成します
胆汁は肝臓から分泌される、脂肪の消化を助ける大切なものです。
その材料となるのは
水分・胆汁酸・コレステロール
古い赤血球からできるビリルビン(赤血球寿命は約120日)です。
ちなみにこのビリルビンは黄色色素・・・
黄疸は肝臓の機能が低下し、胆汁の排泄が乱れ、このビリルビンが血液中に逆流した結果なんですって
そしてコレステロールの調整も肝臓のお仕事
コレステロール=悪者と思われがちだけど・・・
細胞膜やホルモンなどをつくる材料として本来は不可欠なものなんです
肝臓は
脂肪、糖質、たんぱく質などからコレステロールを作り水に溶けやすいような形にして全身に送ります。
さらに
各細胞の過剰なコレステロールは肝臓に戻り、胆汁となって排泄
つまり・・・
肝臓はコレステロールの合成から処理に至るまで、管理している訳です
こうやって書いてみると本当に肝臓って大忙し
代謝もして解毒もして合成もして・・・
更に恒常性にも関わってくるんですから。
肝臓さんには本当に感謝ですね