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松濤美術館(渋谷区)で開催中の三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館」に行ってきました。

 

今回はアートテラーとに〜さんのツアーに参加しましたよー。

https://ameblo.jp/artony/entry-11201204360.html

 

まず松濤美術館に入るのが初めてだったんですが、とっても素敵な建築ですっかり気に入ってしまいました。

 

設計は白井晟一(1905-1983)。

中公文庫のカバー外した時に出てくる不気味な鳩いますね。あれデザインしたのも白井さんだとか。

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直線ではなく曲線を使うことにこだわっていて、展示室の壁や階段の手すりなどもカーブを描いていました。ガウディ崇拝者の私としては、全てがたまらなく胸キュン!ガウディみたいな激しさはなくて、落ち着いた整った感じなんですけどね。

 

 

 

今回はそんなユニークな展示空間がアニマルハウスになっていました。撮影NGが多くて残念でしたが、おっきなクマや色んなポーズのネコがいたるところに潜んでいましたよ。

 

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三沢厚彦のアニマル彫刻は、基本的に木彫。彫りの跡が残されているので、躍動感があります。目はギョロリとして怖いんだけど全体的なシルエットに丸みがあって、なんかかわいい。和みます。

 

 

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この展覧会には三沢厚彦を筆頭に、彫刻家・舟越桂、画家の小林正人と杉戸洋、写真家の浅田政志が参加。それぞれ超個性的な作家たちですが、不思議とまとまっていてヘンテコな世界が出来上がっていました。

 

参加作家がちょこちょこ展示に手を加えているらしく、訪れる度に作品が増えていたりネコが移動していたりするのだとか。いちいちキャプションはありませんが、5人以外の作家の作品も紛れていたりします。学芸員さんでも最終的にどうなるか分からないそうです。変化していく展覧会なんて珍しくてワクワクしますね。

 

土日には公開制作も行われているそう。ちなみに私が行く前日、三沢さんと船越さんが即興で作ったという頭部彫刻もポコっと置かれていました。

 

とっても楽しい展示なので、渋谷に行く機会があったらぜひ寄ってみてほしいです。

 

 

 

 

【展覧会概要】

三沢厚彦 アニマルハウス 謎の館

会期:2017年10月7日(土)〜 11月26日(日)

会場:松濤美術館

公式サイト:http://www.shoto-museum.jp/exhibitions/175misawa/