じつは私は昔の事なので、中学1年生の時から学校には内緒でアルバイトをしていました。２年生の終わりまでの２年間、夏休みと冬休みの間だけなのですが、山の中に切り出された燃料用の木材を、タガと呼ばれる針金の輪っかに縛られた物を、車が入り込める山道の所まで背中に背負い運び出す仕事です。（まるで二宮金次郎みたいです）１束運び出すと６円ほどなので、１度に背中に２つと前に２つ持ち、山の斜面を降ります。これで２４円、これを４０回くらい繰り返し1日９００円位の稼ぎになります。もう55年以上も前の事なので、その頃としてはとても価値のあるバイトでした。でも体力的には大変な仕事だったと記憶しています。（他に２人の同級生がバイトしていました）
仕事に恵まれているのかいないのか、年齢を重ねても働かなければならない運命にある様です。なので今も（期待され？）毎日働いています。周りを見ても、同じくらいの年齢の人は、すでに仕事を上がってしまった人が大勢います。でも私は工場の設備を修理できる人が今はいないので、もう少し頑張る覚悟です。頭脳と体力勝負です。みんなの期待に応える為に……