夏草や兵どもが夢の跡 | シンカの進化

シンカの進化

シンカが日々の生活で体験したことを書いてみたいと思います。

2017年5月22日(月)、小針駅を後にした僕は、

自分の通っていた大学を訪ねてみようとふと思い付き、

そちらへ向かいました。

僕が大学生だったのは、もう20年以上昔のこと。

通っていた理容店はなくなっていました。

大好きだった中華料理屋さんの建物は残っていましたが、

はたして営業を継続しているのかどうなのか・・・

大学近辺の建物はずいぶん変わっていました。

そして大学に到着。

正門も変わっていて、びっくりしました。

一番興味があったのは、自分の住んでいたアパートが残っているかどうかでした。

最近、娘の大学進学に伴って、

久々にアパート探しをしまして、

今はネットからも探せるし、

アパート自体も機能的だし、

自分の時代とは違うよなあ・・・

と、思っていました。

僕は大学時代、2つのアパートに住みました。

1,2年生の時に住んでいたアパートは、大学から遠く、

そして狭く、その割に家賃が高い、

という感じでしたので、

3年生になるにあたり、

大学のすぐ近くの、歩いて5分くらいのところに、

更に、広くて安いアパートを、

自分で探して引っ越ししたのでした。

確か、8畳間に、3畳の台所が付いていて、

家賃32,000円だったかと思います。

家賃を少し上げればエアコンをつけますよ、

と不動産屋さんに言われましたが、

当時は今ほど猛暑ではなく、

扇風機だけでも何も不便は感じなかったので、

エアコンなしで過ごしていました。

今だったら、エアコンなしの生活、絶対に考えられませんね。

娘のアパートには、もちろんエアコンは設置されていました。

3年生から住んだアパート・・・

残っていました!

外装は変わっていましたが、

確かに残っていました。

2階の一番右側にある部屋に住んでいたのでした。

今は、エアコンの室外機があったり、

衛星放送のアンテナがありますね。

懐かしいです。

感動です。

入ってみたいですけど、

それをすると、犯罪になってしまいます。

我慢しました(笑)。

ベランダから松林が見えるんです。

その眺め、結構気に入っていました。

1,2年生の時に住んでいたアパート、

こちらを訪ねてみると・・・

こちらは建物はすでになく、

夏草の生えている空き地となっていました。

この光景には、寂しさを感じました。

近くの、よく利用した食堂やスーパーもなくなっていました。

こちらの光景を見て、

タイトルとした、松尾芭蕉の俳句、

「夏草や兵どもが夢の跡」を、

ふと思い出しました。

あの頃、一緒に通っていた学生たちは、

みんな、今、どうしているのかなあ・・・

元気にしているかなあ・・・

そんなことを考えて、

その場を後にしました。

では!