今日は、地元の「千人の第九コンサート」に行ってきました。
年末と言えば、第九ですよね。
千人というのは、市民千人が集まって合唱するという企画です。
そこに中学生の娘が参加するので、
聴きに行ってきました。
娘は合唱部に入っています。
このコンサートのプロデューサーは三枝成彰さんで、
指揮者は小林研一郎さんで、
司会者は露木茂さんでした。
ベートーヴェンの「交響曲第九番 ニ短調 作品125 第4楽章」を
通して聴いたのは、
初めての体験でした。
三枝さんがベートーヴェンと第九についておもしろい解説をしてくれました。
ベートーヴェン以前の音楽は、
ただ楽しむだけ、感情を揺さぶるだけの音楽で良かったのですが、
ベートーヴェンは、それだけでは音楽はだめだと考えて、
人間や世の中を導くもの、変化させるものを加えたとのこと。
それまで人間の声と交響曲が合体することはなかったのですが、
ベートーヴェンがそれを初めて行ったそうです。
当時は画期的なことだったのでしょうね。
ベートーヴェンの第九は、当時の評論家からは酷評を受けたとのこと。
第九には、「人間は自由で平等である」というメッセージが込められているそうです。
でも、人間の声って、いいですね。
コンサート、とても良かったです。
娘も良い体験になったのではないかと思います。
では!