(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=109.56円(前営業日比△0.08円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=133.79円(△0.08円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.2211ドル(▲0.0002ドル)
ダウ工業株30種平均:34600.38ドル(△25.07ドル)
ナスダック総合株価指数:13756.33(△19.85)
10年物米国債利回り:1.58%(▲0.02%)
WTI原油先物7月限:1バレル=68.83ドル(△1.11ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1909.9ドル(△4.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) ▲4.0% ▲4.2%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに小反発。日本時間夕刻に一時109.88円と日通し高値を付けたものの、5月31日の高値109.94円が目先レジスタンスとして意識されると失速した。米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り、一時109.53円付近まで下押しした。
なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁はこの日、「米連邦準備理事会(FRB)はFF金利を長期間、低く保つ計画」とした上で、「少なくとも量的緩和の縮小(テーパリング)の検討を考える時期に来ているかもしれない」との見方を示した。
また、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「米経済は4月上旬から5月下旬にかけて緩やかに拡大し、前回の報告時期よりもやや加速した」「物価圧力は全般的に増大した」との認識が示された。
・ユーロドルは小幅続落。20時30分過ぎに一時1.2164ドルと日通し安値を付けたものの、NY勢が本格参入した後は対ポンド中心にドルが反落した影響で下値が堅くなった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、0時30分前に一時1.2218ドル付近まで持ち直した。
ポンドドルはジョンソン英首相が「6月21日の規制緩和を遅らせるデータは何も出ていない」などと発言したことが好感されて、一時本日高値となる1.4183ドルまで値を上げた。
・ユーロ円は小反発。欧州序盤に一時133.65円と日通し安値を付けたが、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げて133.90円付近まで値を戻した。
・産油国通貨は堅調だった。WTI原油先物価格が約2年7カ月ぶりの高値となる69ドル台を付けたことで、産油国通貨とされるカナダドルやメキシコペソに買いが集まった。カナダドルは対米ドルで一時1.2029カナダドル、対円で91.07円まで値を上げたほか、ペソは対ドルで一時19.8851ペソ、対円で5.51円まで上値を伸ばした。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら5日続伸。米経済活動の正常化による景気回復期待が引き続き支援材料となったものの、ダウ平均は史上最高値近辺にあり、短期的な利益確定売りも出て上値は重かった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは反発。週末の5月米雇用統計を控えて、持ち高調整目的の買いが優勢となった。なお、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁は「テーパリングの検討を考える時期に来ているかもしれない」と述べたが、相場の反応は限られた。
・原油先物相場は続伸。経済活動の正常化にともなう景気回復がエネルギー需要につながるとの見方が引き続き支援材料。期近限月として2018年10月以来、約2年7カ月ぶりの高値水準での堅調な推移が続いた。
・金先物相場は反発。米金利低下・ドル安が支援材料。金利を生まない資産である金の劣後性が緩和されたり、ドル建て金相場の割安感につながったりした。米株の伸び悩みも、安全資産である金の買いを促した。
(中村)
出典:FXi24
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