◇現役東大生3人が激白!「私はこれで東大推薦入試に合格しました」 | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!

6:01 配信

写真:ダイヤモンド・オンライン

 

 2016年度から東京大学が導入した推薦入試。東大の推薦入試はやっぱり一味違うのか? 特集『AO・推薦入試必勝法&21年入試研究』#2では、合格者の3人に集まってもらい、その実態を聞いた。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)

「週刊ダイヤモンド」2020年3月14日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。AO・推薦入試は2021年度から総合型選抜・学校推薦型選抜に名称変更
● 東大推薦入試の合格者3人座談会 いつから準備した?何を勉強した?

 【座談会参加者】

 東京大学 工学部 4年 藤原 暁くん(仮名)

 東京大学 教育学部 3年 増川千明さん(仮名)

 東京大学 文学部 3年 直江ともみさん(仮名)

 ――東京大学の推薦入試を受けてみようと思ったきっかけは何でしたか? また、アピールした学習成果等を教えてください。

 藤原 僕は中学3年の頃からロボットに興味があって自分でロボットを作ったりしていて。高校に入ってからはプログラミングを始めて楽しくやってたんですけど、高校1年のときに東大、京大、医大を目指す生徒のための進路指導の集会で東大の推薦入試が始まることを聞いて、「こっちの方が受かりやすいかな?」と思ったのがきっかけです。勉強があんまり好きじゃなかったんで。

 ロボットは独学です。父が本を買ってきてくれたり、自分でネットで調べたりして。高校2年のときにコンクールで入賞したりロボットのスキルはどんどん上がったけど、その分学校の成績は落ちました。まあ、怒られない程度にはやってました。

 増川 私は高校2年の頃から意識しました。それまでは東大の推薦入試の実態がよく分からなかったのですが、自分の高校から東大推薦の合格者が出て。先生に「次は(増川さん)」ということで声を掛けていただきました。ちなみに、その合格者が藤原さんです。

 藤原 そうなんですよ。実は今年は僕の弟も推薦入試に受かって入ってくるんです。

 増川 弟さんは渋滞のメカニズムを研究したんですよね。私は平和活動です。広島出身なんですが、おばあちゃんが被爆者で、被爆証言とか広島県内の慰霊碑に関して、いかに記憶を伝承していくか、核兵器の問題を市民の立場からどう問題提起するか、みたいなことを考える活動をしていました。国連の欧州本部で軍縮会議があって、そこに外務省から非核特使という制度で委嘱されてスピーチしたり、終戦記念日のイベントに参加したり。高校1年生のときから活動してました。

 直江 私も先生に勧められたのがきっかけです。高校のとき1年間フランスに留学したのですが、帰国してから演劇部の先生と一緒に演劇の脚本を書く作業をして。それを通じてフランスと日本の個人主義と大衆主義の違いについて考える機会があって考察を深めることに興味を持つようになり、そういう勉強をしたいな、と。水戸の公立高校の出身なんですが、全体でガツガツ受験勉強する雰囲気の学校じゃなかったんですよ。先生に「こんなのあるよ」と声を掛けられて「じゃあ受けてみるか」という感じでした。学習成果は、脚本も提出しましたし、あとは紫外線の研究とかも。何のつながりもないんですけど、とにかくやったことをたくさん出しておこうと。

 ――学校の成績はどのくらい?

 藤原 ロボットばっかりやっていたので良くなかったです。評定は4.2とか4.3とか。

 増川 私は受験勉強が好きじゃなかったので、塾で受験スキルを身に付けるより学校の成績をオール5にした方がいいなと。テスト前の徹夜勉強を根性で頑張って、3年間オール5でそろえました。

 直江 本はよく読んでいましたけど、勉強はある程度。学年で30位以内とかです。地方の公立だったせいか、伸び伸び、自分の好きなことをしてきた感じです。

 ――参考に、親御さんの仕事は?

 藤原 父は自動車系企業の研究職、母は専業主婦です。

 増川 うちの父は鉄工所経営です。田舎の島でトンカンやってます。

 直江 父は医者で母は専業主婦ですね。

● 面接で質問されて タジタジとなった子も合格している

 ――実際の入学試験は?

 藤原 書類選考が通った後に面接でした。自分が作ってきたロボットのこと、あとはロボット分野の知識について聞かれました。その後センター試験ですね。

 増川 教育学部は5分以内で自分のことをアピールする試験があったのですが、他の受験生もいる中で、先生が7人、そこで質問攻めにされました。“スタンフォードに認められた才媛”と呼ばれている鈴木光ちゃんが受けたスタンフォード大学の「スタンフォードe-ジャパンプログラム」に私も参加していて、光ちゃんは最優秀賞みたいなのを取ったんですけど、私はその一つ下の賞だったんです。それをネタに「自分はスタンフォードに認められかけた才媛です!」って言ってアピールしました。他の人も結構面白い話をしていて、普通にネタみたいなことをやった子がいて、先生たちも大爆笑で。その子も受かってたな。

 直江 えー、教育学部は優しい。文学部はギターを持ち込んで歌を歌おうとした人がいましたけど、歌う前に退出させられてました。面接は笑いなど全くなく、緊張感漂うものでした。何を研究したいかをちゃんと見られていて、大学院生を取るのに似ているんじゃないかな。ただ、小論文の筆記テストもあって、そっちはかなり手こずって、ちゃんと書けなかったんですけど、受かりました。

 増川 そういえば、面接で質問に答えられなくてタジタジとなった子も受かってた。必ずしも完璧ではなくていいのかも。

 ――自分はなぜ受かったと思いますか。

 藤原 募集要項を見ると、自分に合った最短ルートの試験形式だったように思います。ずっと研究っぽいことをしていて、そこが生かせたので。

 増川 教育学部は、面接で丁寧に話を聞いてくれて、自分が高校1年のときから手探りで、でも自分のミッションだと信じてやってきたことを自分の言葉で伝えられたからだと思います。

 直江 私は環境かなと思っていて。東大は都内の有名校出身者がすごく多いのですが、推薦は地方の人をいっぱい取っている。地方の“ゆるフワ”な教育を受けながら、自分の好きなことをしてきた人を取りたいのかなと思いました。ゆるフワに教育してもらえたのがよかったなと思っています。

 増川 でも直江さんはフランス語ペラペラですよ。ちなみに彼女は入学式にボーダーの黄色のワンピースを着てきたんです。「パリ帰りみたいな女がいるよ」って話題になってた。

 直江 だって入学式だし、春だし。華やかなのがいいなーって。

 ――東大推薦入試を受けたい高校生にアドバイスを。

 藤原 東大はやっぱりすごく受験勉強してきてる人が集まっているので課題の処理が早い人は多いですが、研究アイデアを出せる人は少ない感じがします。だから、詰め込み勉強よりも自分の好きなことを探求するのが好きな人は、推薦入試はお勧めです。

 直江 私も自分が好きなことをやることが大事だと思っていて、それを探求していく中で何かにつながってくることがあると思うんです。高校3年間をずっと受験の準備期間にするのはもったいない。

 増川 逆に、推薦で早く決めようとする子は真面目ないい子でいなくてはっていうタイプが多いと思うんですが、それが弊害になることもある。いい子になり過ぎなくても、やり遂げる力があればいいんじゃないかなって思います。

 Key Visual by Tatsuya Hanamoto


出典:ダイヤモンド・オンラインダイヤモンド・オンライン
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