ジーニー<6562.T>はインターネット広告の収益最大化プラットフォーム「GenieeSSP」を中心に、アドテクノロジー事業を手掛ける。20年3月期の上期連結決算は赤字だったが、通期では黒字転換する見通しだ。 上期の営業損失は2億2900万円(前年同期実績7400万円の損失)、経常損失は2億4600万円(同8500万円の損失)だった。マーケティングソリューション事業、海外事業は好調だが、アド・プラットフォーム事業は取引先である一部アドネットワーク事業者が前期に広告配信ポリシーを見直したことで苦戦が続く。 ただ、直近では回復の兆しがあり、下期は損益面が回復する見通しだ。通期の営業損益は2300万円の黒字(前期実績3億1000万円の赤字)、経常損益は700万円の黒字(同3億3000万円の赤字)を見込んでいる。 一方、同社は2019年9月、自社のMA(マーケティングオートメーション)「MAJIN」と、CRM/SFA(顧客管理/営業管理ツール)「ちきゅう」を連携し、ワンプラットホーム化した。これを利用すれば、より効率的なマーケティング、営業活動が可能になることで、今後の顧客増が期待されよう。 株価は600円近辺のもみ合いが続くが、中期的に見直されそうだ。
出典:モーニングスター社
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