10時03分配信 フィスコ
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材料銘柄 ナルミヤ<9275> 1152円(8/30) 先週末の8月30日大引け後に、東証2部から東証1部への市場変更を行うことが発表された。社会的な知名度や認知度の向上から、株主の増加による流動性の増大、TOPIXに連動するパッシブファンドからの資金流入といったメリットがある考えられる。 新興市場銘柄 パルマ<3461> 666円 (8/30) 8月30日の大引け後に株主優待制度の導入について発表している。毎年9月30日現在の株主名簿に記載または記録された株式1単元(100株)以上を保有されている株主を対象として、一律QUOカード1000円分を贈呈するようだ。MACDはシグナルとのクロス示現が意識されてきており、優待制度導入を受けた値動きに注目しておきたい。 テクニカル銘柄 三菱マテ<5711> 2575円(8/30) 8月26日2492円と29日2499円でダブルボトムを形成。先週末は7月25日を直近ピークとして下降を続けてきた5日移動平均線が上向きに転換したほか、終値は5日線を上回った。パラボリックも陽転しており、底値からの反転トレンド開始を示唆している。 テーマ銘柄 住友不動産<8830> 3995円(8/30) 今年最高値4718円を付けた3月22日から6カ月後の信用取引の絶対期日が接近している。取組倍率は0.83倍(8月23日現在)と低水準にあるが、株価は8月6日の3771円をボトムに反転基調に入っており、踏み上げ期待が高まりやすい。不動産大手の中で有利子負債比率が高く、日銀による追加緩和観測を背景とした長期から超長期ゾーンの金利低下メリットが大きい。 本日の投資戦略 先週末8月30日の米国市場は、NYダウが41.03ドル高の26403.28の一方、ナスダック総合指数が10.51pt安の7962.88と、高安まちまち。シカゴ日経225先物は大阪日中比35円安の20655円と緩んだ。週明け9月2日早朝の為替は1ドル=106円00-10銭と、先週末の大引け時点比で約30銭の小幅円高。本日の東京市場は弱含みが予想される。円高が任天堂<7974>やトヨタ<7203>など輸出セクターのマイナス材料となるものの、日本時間で今夜にあたる2日の米国市場が休場のため売り方にも力が入らず、下げ幅は限定的だろう。中国・上海株が底堅く推移すれば、村田製<6981>、東エレク<8035>、キーエンス<6861>など電子部品や設備投資関連銘柄は下値を切り上げていく展開が予想される。また、日経平均の定期銘柄見直しの結果が今週中に発表されるとみられ、カカクコム<2371>、ZOZO<3092>、エムスリー<2413>、任天堂<7974>といった採用候補銘柄が思惑的に買われる場面もありそうだ。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたルネサス<6723>、伊藤忠<8001>などに注目。