(29日終値) ドル・円相場:1ドル=106.52円(前営業日比△0.40円) ユーロ・円相場:1ユーロ=117.78円(△0.22円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1057ドル(▲0.0021ドル) ダウ工業株30種平均:26362.25ドル(△326.15ドル) ナスダック総合株価指数:7973.39(△116.51) 10年物米国債利回り:1.49%(△0.01%) WTI原油先物10月限:1バレル=56.71ドル(△0.93ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1536.9ドル(▲12.2ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 4-6月期米GDP改定値 前期比年率 2.0% 2.1% 個人消費改定値(前期比年率) 4.7% 4.3% コアPCE改定値(前期比年率) 1.7% 1.8% 前週分の米新規失業保険申請件数 21万5000件 21万1000件・改 7月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数) 前月比 ▲2.5% 2.8% 前年比 1.7% ▲0.6% ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は続伸。中国商務省の報道官が9月に予定されている米中閣僚級貿易協議について前向きな姿勢を示したうえ、トランプ米大統領も中国との貿易協議を「本日からこれまでと異なるレベルで再開する」と表明。両国の貿易協議進展期待を背景に米国株が大幅に続伸すると、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが優勢となった。米10年債利回りが1.5333%前後まで上昇したことも相場の支援材料となり、一時106.68円まで上値を伸ばした。なお、ダウ平均は一時370ドル超上げたほか、ナイト・セッションの日経平均先物は260円上昇した。 ・ユーロドルは4日続落。ECBの次期総裁に内定しているラガルドIMF専務理事がEU議会への書簡で「ECBの政策金利は下限に達していない」「ECBには幅広い手段がある。行動の準備必要」との見解を示すと、全般ユーロ売りが先行。22時過ぎに一時1.1056ドルまで値を下げた。 その後、ECB理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が「現時点ではQE再開の必要はない」と発言すると、ユーロを買い戻す動きが広がり1.1093ドルの本日高値まで急速に値を上げたが、9月のECB理事会での利下げをはじめとした緩和策への期待は根強く戻りは限定的だった。米中貿易協議の進展に対する期待感から米国株高と米金利上昇が進むと、ユーロ売り・ドル買いが優勢となり一時1.1042ドルと1日以来の安値を付けている。 ・ユーロ円は続伸。米中貿易協議の進展期待を背景に米国株価が上昇すると、投資家のリスク選好度が高まり円売り・ユーロ買いが優勢となった。クノット・オランダ中銀総裁の発言も相場の押し上げ要因となり、一時117.94円と日通し高値を付けた。なお、ラガルドIMF専務理事の発言で一時117.50円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的だった。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続伸し、8日以来約3週間ぶりの高値となった。中国商務省の報道官が9月に予定されている米中閣僚級貿易協議について前向きな姿勢を示したうえ、トランプ米大統領も中国との貿易協議を「本日からこれまでと異なるレベルで再開する」と表明した。両国の貿易協議進展を期待した買いが膨らみ、指数は一時370ドル超上げた。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅続伸した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは続落。米中対立への過度な警戒感が和らぎ、安全資産とされる米国債に売りが出た。7年債入札が低調だったことも債券売りを誘った。 ・原油先物相場は3日続伸。昨日にEIAが発表した石油在庫統計で、原油在庫が市場予想より大幅に減少したことを背景とした買いが継続。また、米中通商協議の進展期待で投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、リスク資産の原油の買いを後押しした。 ・金先物相場は続落。中国商務省の報道官が9月米中通商協議について調整を続けていることを明らかにし、米中対立の警戒感が緩んだ。米株が大幅続伸し、米長期金利が上昇するなど投資家のリスクオフムードが後退し、逃避資産の金は続落した。
出典:FXi24
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このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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