27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は105.75円と前営業日NY終値(106.12円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。欧州時間に「中国は自動車購入制限の緩和や撤廃を検討」との一部報道が伝わると時間外のダウ先物がプラス圏に急浮上。ドル円にも買い戻しが入った。NY市場に入り、8月米消費者信頼感指数と8月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より強い内容だったことが分かると、一時106.07円付近まで値を上げた。 ただ、上値では月末絡みの本邦輸出企業の売り注文が厚く106円台は維持出来なかった。米国株相場の失速や米長期金利の低下に伴う円買い・ドル売りも入り、一時105.66円付近まで下押ししている。 ユーロドルは続落。終値は1.1090ドルと前営業日NY終値(1.1102ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に一時1.1116ドルと日通し高値を付ける場面もあったが、デギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁が「長期的に低金利が続くだろう」との見解を示すとユーロ売り・ドル買いが優勢に。予想を上回る米経済指標も相場の重しとなり、一時1.1086ドルと日通し安値を付けた。 ユーロ円は反落。終値は117.30円と前営業日NY終値(117.83円)と比べて53銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時117.74円付近まで上げたものの、東京時間に付けた日通し高値117.89円や欧州時間に付けた117.77円を上抜けることは出来なかった。ユーロドルやドル円の下落が相場の重しとなり、1時30分過ぎに一時117.23円付近まで値を下げた。 ポンドドルは一時1.2310ドルと7月29日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。英野党連合が「英国の合意なきEU離脱を阻止するために協調行動を取る」と伝わると、全般ポンドを買う動きが広がった。各党は下院の夏季休会が終了する来週にも、ジョンソン英首相に10月末の離脱延期をEUに要請するよう強制する法案の成立を目指す見通しだ。一方、ジョンソン氏は前倒し総選挙を含む対抗策で応じる可能性があるという。 本日の参考レンジ ドル円:105.59円 - 106.18円 ユーロドル:1.1086ドル - 1.1116ドル ユーロ円:117.22円 - 117.89円
出典:FXi24
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