(16日終値:17日3時時点) ドル・円相場:1ドル=106.28円(16日15時時点比△0.18円) ユーロ・円相場:1ユーロ=117.95円(△0.13円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1097ドル(▲0.0007ドル) FTSE100種総合株価指数:7117.15(前営業日比△50.14) ドイツ株式指数(DAX):11562.74(△150.07) 10年物英国債利回り:0.466%(△0.058%) 10年物独国債利回り:▲0.685%(△0.028%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値> 6月ユーロ圏貿易収支 季調済 179億ユーロの黒字 196億ユーロの黒字・改 季調前 206億ユーロの黒字 230億ユーロの黒字 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ユーロドルは下値が堅かった。欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は前日に「9月にインパクトのある大規模刺激策を実施する必要がある」などと発言。ECBによる早期の追加緩和への期待からユーロ売り・ドル買いが先行し、21時30分過ぎに一時1.1066ドルと1日以来の安値を付けた。ただ、「ドイツはリセッションに陥った場合、財政出動する用意がある」との独シュピーゲル誌の報道をきっかけに独長期金利が急上昇するとユーロ買い戻しが優勢に。週末を控えたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り、一時1.1107ドル付近まで値を上げた。 ・ドル円は小高い。前日に一時1.4732%前後と2016年8月以来の低水準を付けた米10年債利回りが上昇し1.59%台を回復すると投資家心理の改善につながり株高と円安が進んだ。18時30分前には一時106.49円と日通し高値を更新した。ただ、欧州中盤以降は106円台前半でのもみ合いに終始した。ユーロ円などクロス円の上昇につれた買いが入った半面、対ユーロなどでのドル売りが相場の重しとなりドル円自体は方向感が出なかった。 なお、7月米住宅着工件数は119.1万件と予想の125.7万件を下回った一方、7月米建設許可件数は133.6万件と予想の127.0万件を上回った。また、8月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値は92.1と予想の97.2を下回り、今年2番目の低水準となった。 ・ユーロ円は底堅い動き。ECBによる早期の追加緩和観測を背景にしたユーロ売りが出て23時過ぎに一時117.58円と日通し安値を付けたものの、12日に付けた約2年4カ月ぶりの安値117.52円がサポートとして働くと買い戻しが優勢となった。「ドイツは景気後退に陥った場合、財政均衡ルールを撤廃し新たな借り入れを行う用意を整える」との独誌報道も相場の支援材料となり、一時118.17円と本日高値を更新した。 ・ポンドドルは堅調。「英最大野党・労働党のコービン党首は早期に内閣不信任案を出す方針」との報道が伝わると、英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」を巡る過度な懸念が後退しポンド買いが進んだ。21時30分過ぎに一時1.2175ドルと日通し高値を付けた。ポンド円も一時129.58円まで買われた。 ・ロンドン株式相場は3日ぶりに反発。前日に約半年ぶりの安値を更新したあとだけに押し目買いなどが入った。欧米の長期金利の低下が一服したことも投資家心理の改善につながり買い戻しを誘った。なお、ロンドン証券取引所は朝の株式売買システムに障害が生じたことで通常より1時間半ほど遅れて取引を開始した。 ・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。前日に約5カ月ぶりの安値を更新したあとだけに押し目買いなどが先行し、全30銘柄が上昇した。連日で過去最低を更新していた独長期金利の低下が一服したことでドイツ銀行(4.71%高)が大幅高となった。ワイヤーカード(3.09%高)やバイエル(2.59%高)なども堅調だった。 ・欧州債券相場は下落。「独財政出動の可能性」との記事を理由に独国債や他のユーロ圏国債が売られた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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