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[フィスコ特選銘柄] 【材料銘柄】アステラス製薬<4503> 1418円(8/15) 同社など国内製薬大手4社は、欧米での新薬販売における成功報酬型のモデルを高額な遺伝子治療薬などを対象に採用する検討に入ったと一部メディアが報じた。こうした新薬は海外売上高比率が高く、今後も海外で革新的な医薬品の開発・販売をするうえで同制度の導入検討は不可欠だと判断したようだ。こうした仕組みは欧米では広がりつつあるが、日本においても同制度の導入に関する議論に弾みがつけば、製薬業界の新薬開発動向にとっては追い風となる可能性がある。 【新興市場銘柄】ロゼッタ<6182> 3385円 (8/15) 足元でMT事業における「T-4OO」の販売好調や、クラウドソーシング事業の堅調推移が確認されている同社は15日大引け後、ウェアラブル通訳デバイスの開発子会社を設立したことを発表している。建設業界に向けたプロダクト開発とサービス提供にフォーカスする会社として、建設関連会社の資本参加を想定しているという。これを受け、中長期的な業績拡大期待が高まる可能性がありそうだ。 【テクニカル銘柄】しまむら<8227> 7970円(8/15) 昨日は日足のローソク足が3本連続の陽線を引いて強い買い意欲を確認。上向きの5日移動平均線が25日線を下から上に抜く短期ゴールデンクロス(GC)を形成して上昇基調入りを示唆。ザラ場では8010円まで買い進まれ、75日線(8014円)に迫った。7月には75日線突破に失敗して売り直しに入っただけに、75日線超え示現後は地合いの好転が期待できそうだ。 【テーマ銘柄】ハイデイ日高<7611> 2116円(8/15) 今年最高値2271円を付けた2月25日から6カ月後の信用取引の絶対期日が迫っている。信用残は売り57万9700株、買い3万3300株と大幅な売り超過で、潜在的な買い戻し圧力が意識される。株価チャートでは、ともに上向きの13週移動平均線(昨日終値ベースで2059円)と26週線(同2061円)が距離を詰めてきている。来週にもゴールデンクロス(GC)が完成し、底値圏離脱の本格化が期待できよう。 [本日の投資戦略] 15日の米国市場は、NYダウが99.97ドル高の25579.39、ナスダック総合指数が7.32pt安の7766.62とまちまち。シカゴ日経225先物は大阪日中比70円安の20310円と緩んだ。16日早朝の為替は1ドル=106円10-20銭付近と、昨日大引け時点比で約20銭ほどの小幅円安。本日の東京市場は買い戻しがやや優勢となろう。昨日に厚い売り物に押された任天堂<7974>やトヨタ<7203>、ソニー<6758>など輸出関連の大型銘柄の反発が予想される。ただ、週末とあって新規の買いポジションは建てにくく、円相場の対ドルでの下落が小幅に留まっていることもあるため、大幅安後の買い戻しによる自律反発の域を出ないとみられよう。前日の米長期金利の下げが止まらなかったため、三菱UFJ<8306>をはじめとする大手金融株には引き続き売り圧力がかかりそうだ。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたNRI<4307>、ケネディクス<4321>、ナブテスコ<6268>、SCREEN<7735>、バンナムHD<7832>、東エレク<8035>、日立ハイテク<8036>、東武鉄道<9001>、光通信<9435>などに注目。
