(23日終値) ドル・円相場:1ドル=108.23円(前営業日比△0.36円) ユーロ・円相場:1ユーロ=120.69円(▲0.22円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1152ドル(▲0.0057ドル) ダウ工業株30種平均:27349.19ドル(△177.29ドル) ナスダック総合株価指数:8251.40(△47.26) 10年物米国債利回り:2.08%(△0.04%) WTI原油先物9月限:1バレル=56.77ドル(△0.55ドル) 金先物8月限:1トロイオンス=1421.7ドル(▲5.2ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 5月米住宅価格指数(前月比) 0.1% 0.4% 7月米リッチモンド連銀製造業景気指数 ▲12 2・改 6月米中古住宅販売件数 前月比 ▲1.7% 2.9%・改 年率換算件数 527万件 536万件・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は3日続伸。トランプ米大統領と与野党の議会指導部が前日に、今後2年間の連邦政府の歳出と債務の大枠について合意したことから、全般ドル買いが先行。米国株相場や米長期金利の上昇に伴う買いも入り、一時108.29円と日通し高値を付けた。ただ、17日の高値108.33円や16日の高値108.38円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。23時発表の6月米中古住宅販売件数と7月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想より弱い内容となったことも相場の重しとなり、108.03円付近まで下押しする場面があった。 もっとも、「ライトハイザーUSTR代表やムニューシン米財務長官を含む米通商交渉団は、来週29日に訪中し中国側と対面で協議する」との一部報道が伝わると、米中通商協議の進展期待で米国株が上げ幅を拡大。ドル円にも買い戻しが入り再び強含んだ。 ・ユーロドルは3日続落。米連邦政府の債務上限の適用延期などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行。25日のECB理事会を前に利下げ観測が高まると、ユーロ売り・ドル買いが活発化した。サポートとして意識されていた6月18日安値の1.1181ドルを下抜けて一時1.1146ドルと5月31日以来の安値を付けた。 ・ユーロ円は反落。ECBによる金融緩和への思惑からユーロ全面安となった流れに沿って一時120.50円と1月3日のフラッシュクラッシュ以来の安値を更新した。ただ、引けにかけてはドル円や米国株の上昇につれた買いが入ったため下げ渋った。 ・ポンドドルは欧州時間に一時1.2418ドルまで下落したものの、NY市場に限れば1.24ドル台半ばでのもみ合いに終始した。英与党・保守党党首選でEU離脱強硬派のジョンソン前外相が新党首に選出され、次期首相に決まったため、経済に混乱をもたらす「合意なき離脱」のリスクが高まった。ただ、事前にジョンソン氏勝利を織り込む形でポンド安が進んでいたため、ひとまず相場は落ち着いている。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続伸。寄り付き前に発表されたコカ・コーラやユナイテッド・テクノロジーズの四半期決算が予想を上回ったことが好感されて買いが先行。「ライトハイザーUSTR代表と政府高官が29日に訪中する」との報道が伝わると、米中貿易交渉が進展するとの期待が高まり、ダウ平均は一時190ドル超上げた。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは反落。「29日にも米中貿易協議が再開する」との一部報道をきっかけに、米国株が上げ幅を拡大。安全資産とされる米国債に売りが出た。 ・原油先物相場は上昇。イランを巡る地政学リスクは原油相場の下支え要因だが、為替相場のドル高進行でドル建ての原油先物は伸び悩み、NY昼ごろまでは前日引け水準を挟み上下した。その後、来週前半に米通商交渉団が訪中するとの報道で通商協議進展への期待が高まり、リスクオン地合いが強まった。リスク資産の原油にも買いが集まり、56ドル後半まで上昇して引けた。 ・金先物相場は反落した。為替相場ではアジア市場からドル高が進行し、ドル建ての金先物は時間外で売りが先行。NY勢が参入し、米中古住宅販売件数や米リッチモンド連銀製造業景気指数が市場予想を下回ったことを受けて、安全資産の金には買い戻しが一時強まった。もっとも、再びドルが強含むと金先物は徐々に上値を切り下げていった。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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