(26日終値) ドル・円相場:1ドル=107.79円(前営業日比△0.59円) ユーロ・円相場:1ユーロ=122.54円(△0.70円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1369ドル(△0.0002ドル) ダウ工業株30種平均:26536.82ドル(▲11.40ドル) ナスダック総合株価指数:7909.97(△25.26) 10年物米国債利回り:2.04%(△0.06%) WTI原油先物8月限:1バレル=59.38ドル(△1.55ドル) 金先物8月限:1トロイオンス=1415.4ドル(▲3.3ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> MBA住宅ローン申請指数(前週比) 1.3% ▲3.4% 5月米耐久財受注額 前月比 ▲1.3% ▲2.8%・改 輸送用機器を除く前月比 0.3% ▲0.1%・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は反発。ムニューシン米財務長官はこの日、CNBCテレビのインタビューで、米中貿易交渉について「交渉が頓挫する前は妥結まで約90%のところまで来ていた。合意達成への道筋はある」などと発言。28-29日のG20首脳会議(G20大阪サミット)に併せて予定されている米中首脳会談で、両政府が貿易交渉を再開することに期待を示した。米中閣僚級協議は5月10日を最後に途絶えており、その後対立が激化。対話を再開すれば最終的に妥協点を見いだせると主張した。米財務長官の発言を受けて、市場の神経質なムードが後退すると米長期金利の上昇とともに円売り・ドル買いが優勢となり一時107.85円まで値を上げた。 なお、トランプ米大統領は米FOXビジネスのインタビューで「米中会談で貿易協議が不調に終われば、制裁関税第4弾を発動する」と改めて警告。「米国は中国と合意するかもしれないが、現状でも満足」などと発言した。また、トランプ氏はパウエルFRB議長が「良い仕事をしていない」と批判。自国通貨を切り下げている国と米国が競争できるよう、FRBに対し利下げを実施するよう再度呼び掛けた。 ・ユーロドルはほぼ横ばい。米中貿易摩擦の行方をめぐる楽観的な見方を背景に米10年債利回りが2.05%台まで上昇するとユーロ売り・ドル買いが先行し、一時1.1348ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日の安値1.1344ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。200日移動平均線が位置する1.1346ドル付近も重要なサポートとして働き、1時前には1.1391ドルと日通し高値を付けた。原油先物価格の上昇を背景に資源国通貨高・ドル安が進んだ影響も受けた。 ・ユーロ円は反発。米財務長官の発言で米中合意への期待が高まると、投資家のリスク回避姿勢が後退し円売り・ユーロ買いが進行。3時30分過ぎに一時122.63円と日通し高値を付けた。 ・カナダドルはしっかり。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫が予想以上に減少したため、WTI原油先物価格が大幅に上昇。産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まり、米ドルカナダドルは一時1.3107カナダドル、カナダドル円は82.23円までカナダドル高に振れた。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続落。ムニューシン米財務長官の発言を受けて米中貿易交渉の進展期待が高まると買いが先行したものの、四半期末が近づく中、引けにかけて利食い売りが持ち込まれると下げに転じた。トラベラーズやユナイテッド・ヘルス、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが売られた。 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反発した。インテルなど半導体株が買われ、相場を下支えした。 ・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反落。ムニューシン米財務長官の発言を受けて米中貿易交渉の進展期待が高まると、安全資産とされる米国債に売りが出た。 ・原油先物相場は大幅反発。API発表の原油在庫が大幅減少したことや、米中貿易協議の進展期待で買いが先行した。EIAが発表した原油在庫が1278.8万バレルの取り崩しと、市場予想より大幅に減少した結果を受けて買いが加速し、8月限は一時59.93ドルまで上昇した。 ・金先物相場は5日ぶりに反落。米早期利下げ期待がやや後退し、米長期金利が上昇したことや、米中通商協議への期待感を背景に安全資産の金に売りが入った。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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