◇後場に注目すべき3つのポイント~1月以来の円高水準で輸出関連手がけにくい | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!

2019/6/20 12:40 FISCO
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日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより


20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は続伸、1月以来の円高水準で輸出関連手がけにくい

・ドル・円は弱含み、米長期金利の低下でドル全面安

・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984>


■日経平均は続伸、1月以来の円高水準で輸出関連手がけにくい

日経平均は続伸。130.23円高の21464.10円(出来高概算4億9612万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、注目の連邦公開市場委員会(FOMC)にて政策金利は据え置かれたものの、当局者の約半数が利下げを支持され、利下げ期待から発表後に主要3指数は上昇。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の21285円となった。本日の東京市場は、シカゴ日経225先物清算値の水準を上回って買い先行でのスタートになった。その後は、前場中ごろから開始された中国・上海総合指数がプラスに転じて上げ幅を拡大するなか、225先物に対しても海外短期筋による断続的な買いが観測され、日経平均は前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大した。

セクターでは、不動産業や海運業、水産・農林業、その他製品、精密機器が1%超の上昇となった一方で、輸送用機器や鉱業は軟調。売買代金上位銘柄では、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>、東京エレクトロン<8035>、NTT<9432>、みずほ<8411>、コマツ<6301>などが堅調。一方で、今期減益の見込みとして国内証券による投資判断格下げが観測されたキーエンス<6861>、円高進行を受けたトヨタ自動車<7203>、米アップルによるiPhoneの中国生産集中回避報道を受けた村田製作所<6981>や太陽誘電<6976>などは軟調であった。

19日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で政策金利の据え置きが賛成多数で決定されたが、7月利下げの可能性は高まった。公表されたFOMC声明では、「景気拡大を維持するために適切に行動する」との見解が表明されており、金利調整で「辛抱強く対処する」との文言は削除された。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会見で、「成長を持続させるために適切な行動をとる」と指摘しており、金利引き下げに前向きであることを市場に伝えた。

これを受け、現状はドル売りが優勢の需給状況となっている。また、本日の東京市場開始直後から米10年債利回りが2%台を割り込んでおり、これを受けてドル円も1ドル=107円台半ばまで調整し、現状は1月以来の円高・ドル安水準に位置する。中国をはじめとしたアジア市場が堅調さを保っていることから、225型銘柄の底堅さは意識されているものの、前述した急速な米長期金利低下に伴う円高進行を受けた自動車関連などの輸出関連や金融セクターは手がけにくいだろう。そんななか、後場の物色としても内需・ディフェンシブセクターや円高メリット銘柄に対する消去法的な商いに留まるとみられる。なお、日本銀行が本日まで開いた金融政策決定会合で、現行の政策維持を決めたが、これに対する市場反応は限定的のようだ。


■ドル・円は弱含み、米長期金利の低下でドル全面安

20日午前の東京市場でドル・円は弱含み。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を背景に米10年債利回りが心理的節目を下抜け、ドルは全面安で107円台に落ち込んだ。

ドル・円は、108円付近で寄り付いた後、日経平均株価の堅調地合いを受けた円売りで小幅に持ち直したが、米10年債利回りが節目の2.0%を割り込んだことでドル売りが加速。ドルは主要通貨に対して大きく売り込まれた。

ドルは正午にかけても下落基調が継続。一方で、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、目先の日本株高継続への期待感から円売りがドル売りを抑えたようだ。また、欧米株高観測も現時点で円売り要因のようだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円56銭から108円14銭、ユーロ・円は121円11銭から121円51銭、ユーロ・ドルは1.1226ドルから1.1270ドルで推移した。


■後場のチェック銘柄

・ソフィアホールディングス<6942>とサンオータス<7623>、2銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクグループ<9984>


■経済指標・要人発言

【要人発言】

・トランプ米大統領
「ロシアや中国と良好な関係を持つことが重要」

【経済指標】
・NZ・1-3月期GDP速報値:前年比+2.5%(予想:+2.3%、10-12月期:+2.5%←+2.3%)


<国内>
・日銀政策金融政策決定会合(最終日)
・14:30 4月全産業活動指数(前月比予想:+0.7%、3月:-0.4%)
・15:30 黒田日銀総裁会見

<海外>
・習中国国家主席が訪朝(21日まで)
・EU首脳会議(21日まで)
・英保守党党首選の第4回投票

関連銘柄 14件

6301 東証1部 小松製作所
2,532.5
6/20 11:30
+12.5 (0.5%)
時価総額 2,462,228百万円
建設機械で世界2位。IT活用のアフターサービスに強み。今年4月に鉱山向け無人ダンプトラック運行システムを扱う専門組織を新設。新分野として農林業機械などにも力注ぐ。19.3期は増収・二桁増益。計画比上振れ。 記:2019/05/09

6758 東証1部 ソニー
5,800
6/20 11:30
+64 (1.12%)
時価総額 7,373,285百万円
世界的な電機メーカー。モバイル機器やゲーム機器、デジタルカメラ、業務用放送機器、家電、半導体分野等で事業展開。金融サービス等も。音楽分野は収益好調。ストリーミング配信売上は増加。19.3期は2桁増益。 記:2019/05/03

6861 東証1部 キーエンス
63,410
6/20 11:30
-1,360 (-2.1%)
時価総額 7,710,910百万円
産業用計測制御機器大手。FAセンサなどで高シェア。直販体制が強み。生産を外部に託し、自らは設計・開発、販売に専念することで高採算を実現。持分会社にジャストシステム。19.3期は4Qに減速も増収増益を確保。 記:2019/05/09

6942 JQスタンダード ソフィアホールディングス
1,143
6/20 9:53
+150 (15.11%)
時価総額 3,130百万円
ソフィア総合研究所等を傘下に収める持株会社。インターネット関連事業、MVNO等の通信事業、調剤薬局及びその周辺事業を展開。インターネット関連事業は苦戦。通信事業の売上増等により、19.3期は2桁増収。 記:2019/05/31

6976 東証1部 太陽誘電
1,851
6/20 11:30
-23 (-1.23%)
時価総額 241,034百万円
電子部品メーカー。セラミックコンデンサで世界シェア上位。スマホなど通信機器向け売上比率が高い。生産能力の増強図る。電装化の進展等で自動車向けは需要増。コンデンサ部門は売上好調。19.3期は2桁増収増益。 記:2019/05/31

6981 東証1部 村田製作所
4,747
6/20 11:30
-49 (-1.02%)
時価総額 3,208,089百万円
大手電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ、Wi-Fiモジュールで世界トップシェア。主要顧客はアップルなど。その他コンポーネントは好調。カーエレ向けMEMSセンサ等が伸びる。19.3期3Qは大幅増益。 記:2019/03/27

7203 東証1部 トヨタ自動車
6,736
6/20 11:30
-36 (-0.53%)
時価総額 21,979,548百万円
自動車世界大手。傘下に日野自動車、ダイハツ工業など。マツダと業務資本提携。車載用角形電池事業でパナソニックと協業検討。自動車販売台数は小幅増。国内販売は減少だが、海外販売が堅調。19.3期3Qは営業増益。 記:2019/04/25

7623 JQスタンダード サンオータス
434
6/20 11:10
+80 (22.6%)
時価総額 1,402百万円
神奈川県でガソリンスタンドを経営。輸入車ディーラーやレンタカー、保険代理店、不動産管理なども手掛ける。継続前提に重要事象。店舗統の廃合や人員の適正配置などを進めて採算改善急ぐ。20.4期は黒字転換を計画。 記:2019/06/06

7974 東証1部 任天堂
38,490
6/20 11:30
+640 (1.69%)
時価総額 5,067,940百万円
ゲーム機が主力。ソフトでも稼ぐ。海外売上比率高く、資産の多くをドル建で保有。今夏にも家庭用ゲーム機「スイッチ」の上位版・廉価版を発売か。発売時期未定だが中国がスイッチの販売認可。19.3期は二桁増収増益。 記:2019/05/09

8035 東証1部 東京エレクトロン
14,780
6/20 11:30
+70 (0.48%)
時価総額 2,441,819百万円
半導体製造装置大手。FPD製造装置等も手掛ける。世界トップシェア製品多数。海外売上比率が高い。配当性向は50%目処。FPD製造装置は売上伸長。中国における設備投資が追い風。19.3期3Qは2桁増収増益。 記:2019/03/29

8411 東証1部 みずほフィナンシャルグループ
154.2
6/20 11:30
+1.1 (0.78%)
時価総額 3,915,523百万円
3メガバンクの一角。第一勧銀、富士銀、日本興業銀が経営統合し発足。規模は国内2位。傘下に銀行、信託、証券、ノンバンク、アセット、シンクタンクなどを擁する。19.3期は構造改革に伴う特損計上で最終益が凹む。 記:2019/05/08

9432 東証1部 日本電信電話
5,070
6/20 11:30
+40 (0.8%)
時価総額 9,888,498百万円
NTTグループを束ねる持株会社。傘下に地域固定電話網独占のNTT東・西、携帯首位のNTTドコモなど。他社との提携による事業拡大を推進。20.3期はドコモの値下げが利益を圧迫する見込み。連続増配は継続予定。 記:2019/06/09

9983 東証1部 ファーストリテイリング
67,890
6/20 11:30
+1,050 (1.57%)
時価総額 7,201,364百万円
衣料量販店「ユニクロ」を世界展開する製造小売り。若者トレンド衣料「ジーユー」にも力注ぐ。アジア軸に店舗網を積極果敢に拡大。19.8期2Qは1Qの遅れを挽回して増益確保。通期では増収増益・連続増配を見込む。 記:2019/06/09

9984 東証1部 ソフトバンクグループ
10,325
6/20 11:30
+75 (0.73%)
時価総額 11,364,314百万円
ソフトバンク、米スプリントを中核とする持株会社。投資ファンドのSVF、英半導体のアームHD等も傘下に収める。SVFは複数投資先の公正価値が上昇。19.3期は増収増益。ソフトバンク事業は顧客基盤拡大。 記:2019/06/07

出典:フィスコイメージ 2


※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。

SION投資研究所
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