17日のニューヨーク外国為替市場でドル円は横ばい。終値は108.54円と前営業日NY終値(108.56円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。週末の香港での大規模デモが香港ハンセン指数に影響をほぼ及ぼさなかったこともあり、リスクオフの巻き戻しで円売り・ドル買いが先行した。20時30分前に一時108.72円と日通し高値を付けた。ただ、6月米NY連銀製造業景気指数が▲8.6と予想の11.0を大幅に下回り、2016年10月以来の水準まで低下したことが分かると一転下落した。取引終了間際には一時108.52円付近まで下押ししている。 もっとも、今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードも強まっており、大きな方向感は出なかった。NY時間の値幅は20銭程度と小さかった。今日の安値は早朝取引で付けた108.39円で1日の値幅は33銭程度となる。 ユーロドルは4営業日ぶりに小反発。終値は1.1218ドルと前営業日NY終値(1.1208ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。予想を下回る米NY連銀製造業景気指数を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。21時30分過ぎに一時1.1247ドルと日通し高値を付けた。ただ、ポンドや豪ドルなどに対してドル高が進むとユーロに対してもドル買いが入ったため、徐々に上値が重くなった。 ユーロ円は4日ぶりに小反発。終値は121.77円と前営業日NY終値(121.69円)と比べて8銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、米国株高に伴う円売り・ユーロ買いが出て一時122.13円と本日高値を付けたものの、前週末の高値122.27円が目先戻りの目処として意識されると上げ幅を縮めた。 ポンドは軟調だった。英与党・保守党党首選で強硬離脱派のボリス・ジョンソン前外相が優位を保つ中、「合意なき離脱」の可能性を警戒した売りが継続。ポンドドルは一時1.2532ドルと1月3日以来約5カ月半ぶりの安値を付けたほか、ポンド円は136.01円と1月4日以来の安値を更新した。なお、明日18日には、候補者が10人から6人に絞り込まれた英与党・保守党党首選の第2回目の投票が実施される。 本日のレンジ ドル円:108.39円 - 108.72円 ユーロドル:1.1204ドル - 1.1247ドル ユーロ円:121.53円 - 122.13円
出典:FXi24
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