26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続落。終値は111.58円と前営業日NY終値(111.63円)と比べて5銭程度のドル安水準だった。1-3月期米国内総生産(GDP)速報値が前期比年率3.2%増と予想の2.0%増を上回ったことを受けて一時112.03円と日通し高値を付けたものの、すぐに失速した。同時発表の米コアPCEデフレーター速報値が前期比年率1.3%上昇と予想の1.6%上昇を下回り、米長期金利が低下したことが相場の重し。112円台半ばから上の水準には大型連休を控えた本邦実需勢の売りが観測される中、週末のポジション調整目的の売りも出た。23時30分過ぎに一時111.43円と日通し安値を付けている。NY中盤以降は新規材料難から様子見ムードが広がり、徐々に値動きが鈍った。 ユーロドルは4営業日ぶりに反発。終値は1.1151ドルと前営業日NY終値(1.1132ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。米GDP速報値が予想を上回ったことを受けて一時1.1112ドルと2017年5月30日以来約1年11カ月ぶりの安値を付けたものの、ドル買いでの反応は指標発表直後の一時的なものとなった。そのあとは米長期金利の低下に伴って全般ドル売りが優勢となり、一時1.1174ドルまで値を上げた。足もとで相場下落が続いたあとだけに、週末を控えたポジション調整目的の買いも入ったようだ。 なお、米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した23日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)のユーロドルのショートは2週ぶりに拡大。前回から7395枚増えて10万5418枚と約2年4カ月ぶりの高水準となった。 ユーロ円は4日ぶりに小反発。終値は124.46円と前営業日NY終値(124.36円)と比べて10銭程度のユーロ高水準。アジア市場では一時124.09円と約1カ月ぶりの安値を付けたものの、海外市場では週末を控えたポジション調整目的の買いが優勢となり一時124.72円と本日高値を付けた。 メキシコペソは堅調。WTI原油先物価格は急落したものの、資源国通貨とされるペソは買いが優勢となった。ドルペソは一時18.8994ペソ、ペソ円は5.89円までペソ高に振れた。なお、WTI原油先物価格はトランプ米大統領が石油輸出国機構(OPEC)に原油増産を求めたことをきっかけに急落した。 本日のレンジ ドル円:111.43円 - 112.03円 ユーロドル:1.1112ドル - 1.1174ドル ユーロ円:124.09円 - 124.72円
出典:FXi24
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