☆彡「田辺三菱製薬(4508)」会社四季報速報版 | 12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

12/8Emergency発令「8/1510時看板犬ぽんたが13歳で心不全で他界。生き霊を飛ばしていた経験を天国でフル活用天国と地上と行き来自由!」

2月23日0時をもって、Emergency再発令。引き続きCOVID-19「非常事態宣言」。6月30日をもって、Emergency警戒に移行!

お友達の方向け
田辺三菱製薬(4508)の2019年3月期、2020年3月期と利益続落懸念、ノバルティスとの販売権等供与品巡る係争が影響

 医療用医薬品大手、田辺三菱製薬の収益に年間600億円近いロイヤルティ収入をもたらしてきた収益の屋台骨・多発性硬化症治療薬ジレニアを巡るスイスのメガファーマ・ノバルティスとの係争が具体的に影を落とし始めた。

 田辺三菱は4月24日、2019年3月期の業績下方修正を発表した。売上高は従来予想の4350億円から4245億円(18年3月期比2.2%減)に、営業利益は670億円から500億円(同36.5%減)に引き下げた。

 これを受けて、東洋経済も同社の19年3月期予想を従来予想から会社最新予想並みに引き下げる。と同時に20年3月期の売上高を4280億円から4100億円に、営業利益も670億円から380億円に大幅に引き下げる。売り上げ、利益とも連続の減少と不振が続くと見込む。

 会社の19年3月期売り上げ105億円の減額の要因は2つある。

 第一に18年3月期に投入した筋萎縮性側索硬化症薬(ALS)治療薬ラジカヴァの米国販売が伸び悩んだこと。新規投与患者数が会社が目論んだほどには伸びなかったという。会社の同製品の通期計画315億円に対し実際の売り上げは270億円にとどまり45億円の未達となった。ちなみに初年度の18年3月期の売り上げは123億円だった。

 もう一つが、ノバルティスとの係争の影響だ。ノバルティスにはジレニアの海外での開発・販売のライセンスを供与しているが、ノバルティスが販売権の対価として田辺三菱に支払うロイヤルティの契約の有効性に関し疑義を提起、2月に国際仲裁手続に入っている。田辺三菱が依拠する会計基準IFRSの収益認識基準によれば、「契約の当事者が契約を承認しており、それぞれの義務の履行を確約している」という基準を満たさない部分が発生、その相当売り上げ計上を落としたためだ。会社の売り上げ減額105億円から、ラジカヴァの未達分45億円を差し引いた60億円の大半はこの影響と推定される。

 問題はこの影響がどの程度2020年3月期に出てくるかだ。先述した60億円の売上げ減は、ノバルティスが支払う第4四半期(2019年1~3月期)のジレニアのロイヤルティ分が対象とすると、来期はほぼ1年分のジレニアのロイヤルティでノバルティス疑義提起相当分の売り上げが計上できないことになる。

 会社はこの影響額の詳細を現時点では開示しない。仮に60億円の4倍とすれば20年3月期は通期で240億円のジレニアのロイヤルティ収入が減少(19年3月期予想比では180億円の減少)要因になる。会社は業績予想をノバルティスとの仲裁手続継続の前提で公表する方針だ。

 5月10日予定の決算発表では具体的な影響額も見えてくるだろうが、東洋経済では現時点ではノバルティスとの係争が年度を通じて解消していない前提で、前述の売り上げ(ロイヤルティなのでそのまま利益影響でもある)減少要因になると前提で来期収益を現時点で予想する。

 国内売り上げは薬価引き下げ圧力、競合品との競争激化が継続するため伸びは期待薄。国内工場の売却や米国でのラジカヴァの一定の伸長の可能性はあるものの、それでは今回の係争の決算上の影響を到底カバーできそうにない。


(百万円)    売上高  営業利益 経常利益  純利益 1株益¥ 1株配¥
◇本2018.03  433,855 77,285 78,764 57,963 103.4 66記
◇本2019.03予 424,500 50,000 50,000 37,000 66.0 56 
◇本2020.03予 410,000 38,000 38,000 27,000 48.1 56 
◇中2018.09  209,710 34,503 34,820 24,991 44.6 28 
◇中2019.09予 200,000 22,000 22,000 14,000 25.0 28 

「会社四季報」は、会社四季報オンラインで申し込みの上、お買い求め下さい。年間予約購読は3つのメリットがあります。1.ご自宅や勤務先に直接お届けします。2.買い忘れがありません。3.売り切れによる買い逃しがありません。東洋経済新報社 予約サービスセンター 0120-206-308 (受付時間:平日9:30-17:20) イメージ 2


※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。

SION投資研究所
連絡先:iso_investment@yahoo.co.jp

https://stock.blogmura.com/img/stock88_31.gif
にほんブログ村 株ブログへ(文字をクリック)
↑よかったら、ここをクリックして下さい♪

イメージ 1
金融・投資 ブログランキングへ(文字をクリック)
↑よかったら、ここをクリックして下さい♪