【ワシントン時事】日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同声明要旨は次の通り。
〔概観〕
一、米国の国家安全保障戦略、国家防衛戦略と日本の防衛大綱の整合性を歓迎。
一、国際的ルール、規範、制度を損なおうとする地政学的競争や威圧的な試みは、日米同盟、自由で開かれたインド太平洋という共通ビジョンに対する挑戦。
〔新領域での防衛強化〕
一、宇宙・サイバー・電磁波を含む新領域での急速な技術進歩に懸念を表明。
一、領域横断作戦での協力、日米同盟の能力強化、運用の即応性、協力の強化が日米の防衛関係を前進させる中核的目標と決定。
一、宇宙・サイバー・電磁波の領域を優先分野として強調。悪意あるサイバー活動は日米双方の脅威。
一、国際法がサイバー空間に適用されるとともに、一定の場合にはサイバー攻撃が日米安全保障条約5条が適用される武力攻撃を構成し得ることを確認。いかなる場合に適用されるかは日米間の緊密な協議を通じ個別具体的に判断される。
〔北朝鮮〕
一、完全、検証可能かつ不可逆的な方法での北朝鮮の全ての大量破壊兵器、弾道ミサイル、関連計画・施設の放棄の重要性を表明。
一、朝鮮半島の最終的かつ完全に検証された非核化に向けた米国の外交努力を歓迎。
一、日本人拉致問題の即時解決を要求。
〔東アジア情勢〕
一、日米韓の防衛協力の重要性を強調。
一、東・南シナ海での現状変更の威圧的な一方的試みに関し、深刻な懸念と強い反対を表明。
一、日米安保条約5条が沖縄県・尖閣諸島に適用されることを再確認。同諸島に対する日本の施政を損なおうとする、いかなる一方的な行動にも反対。
一、地域パートナー国との共同演習、寄港、能力構築を通じ、自由で開かれたインド太平洋を実現。
〔沖縄〕
一、米軍普天間飛行場代替施設をキャンプ・シュワブ辺野古崎地区と隣接水域に建設する計画が唯一の解決策。
出典:時事通信
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