・日産自動車(7201)の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が中東オマーンに日産資金を不正送金し、日産に損害を与えたなどとして、東京地検特捜部は4日、会社法違反(特別背任)容疑で、同被告を再逮捕する方針を固めた。上級庁と協議し、方針を確認した。同被告の逮捕は4度目。
関係者によると、代理店には、日産最高経営責任者(CEO)の裁量で支出できる「CEOリザーブ」から年300万ドル~500万ドルずつ送金されており、総額は少なくとも3200万ドル(現在のレートで約35億円)に上る。一部はペーパーカンパニーを通じ、ゴーン被告や家族が使うクルーザー購入費に充てられていた疑いがあるという。
特捜部は今年1月、日産に私的損害を付け替えたなどとして、特別背任罪などで同被告を追起訴。オマーンや、ゴーン被告が少年期を過ごしたレバノンなど関係国に捜査共助を要請し、代理店への送金について解明を進めていた。
同被告は昨年11月の最初の逮捕から108日目の先月6日、保釈保証金10億円で保釈され、東京都内の監視カメラ付き制限住居で生活。ツイッターで「11日に会見する」などと予告していた。
関係者によると、代理店には、日産最高経営責任者(CEO)の裁量で支出できる「CEOリザーブ」から年300万ドル~500万ドルずつ送金されており、総額は少なくとも3200万ドル(現在のレートで約35億円)に上る。一部はペーパーカンパニーを通じ、ゴーン被告や家族が使うクルーザー購入費に充てられていた疑いがあるという。
特捜部は今年1月、日産に私的損害を付け替えたなどとして、特別背任罪などで同被告を追起訴。オマーンや、ゴーン被告が少年期を過ごしたレバノンなど関係国に捜査共助を要請し、代理店への送金について解明を進めていた。
同被告は昨年11月の最初の逮捕から108日目の先月6日、保釈保証金10億円で保釈され、東京都内の監視カメラ付き制限住居で生活。ツイッターで「11日に会見する」などと予告していた。