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<特集>新年度期待の銘柄は?(1)=法改正などでビジネス・投資チャンスが拡大
2019/3/29 17:31
早いものでもう4月。新年度入りだ。外国人の受け入れを単純労働分野にも拡大することを認めた「改正出入国管理法」、残業規制の強化などを含む「働き方改革関連法」など様々な新法・改正法が施行される。また、食品・サービスなどの価格改定が行われる時期でもある。様々な分野での「変化」は企業にとってはビジネスチャンスの拡大、投資家にとっては投資チャンスの拡大につながる。
株式市場はすでに3月27日から実質新年度入りしているが、世界景気の見方などを巡り、当面は神経質な展開を余儀なくされそうだ。銘柄を厳選して相場に臨みたい。
2019/3/29 17:31
早いものでもう4月。新年度入りだ。外国人の受け入れを単純労働分野にも拡大することを認めた「改正出入国管理法」、残業規制の強化などを含む「働き方改革関連法」など様々な新法・改正法が施行される。また、食品・サービスなどの価格改定が行われる時期でもある。様々な分野での「変化」は企業にとってはビジネスチャンスの拡大、投資家にとっては投資チャンスの拡大につながる。
株式市場はすでに3月27日から実質新年度入りしているが、世界景気の見方などを巡り、当面は神経質な展開を余儀なくされそうだ。銘柄を厳選して相場に臨みたい。
<特集>新年度期待の銘柄は?(2)=ホギメディ:収益力向上に期待
2019/3/29 17:32
・ホギメディカル(3593)に注目したい。19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)連結営業利益は好進ちょくをみせており、据え置かれた通期予想は上ブレの公算が大。20年3月期は順調な推移が見込めそうだ。
同社の19年3月期第3四半期累計は、売上高279億6300万円(前年同期比0.6%減)、営業利益39億2400万円(同7.5%減)。キット製品について、販売に重点を置いている「プレミアムキット」の貢献により、売上高は165億8600万円(同1.4%増)に伸長。新キット工場の順調な稼働に加え、償却費の減少による原価率の改善もあり、営業利益は通期予想の36億2000万円(同31.4%減)を超過した。
会社側は通期予想を据え置いたが、製品ミックスの改善、費用の抑制という好循環の中、第3四半期(10-12月)に限ると営業利益は14億8400万円(同5.0%増)と増益に転じており、計算上3億400万円の赤字(前年同期は10億5700万円の黒字)にとどまる第4四半期(19年1-3月)の営業損益予想は、かなり保守的な印象。上ブレ期待とともに、20年3月期の収益力向上への期待が高まっていきそうだ。
2019/3/29 17:32
・ホギメディカル(3593)に注目したい。19年3月期第3四半期累計(18年4-12月)連結営業利益は好進ちょくをみせており、据え置かれた通期予想は上ブレの公算が大。20年3月期は順調な推移が見込めそうだ。
同社の19年3月期第3四半期累計は、売上高279億6300万円(前年同期比0.6%減)、営業利益39億2400万円(同7.5%減)。キット製品について、販売に重点を置いている「プレミアムキット」の貢献により、売上高は165億8600万円(同1.4%増)に伸長。新キット工場の順調な稼働に加え、償却費の減少による原価率の改善もあり、営業利益は通期予想の36億2000万円(同31.4%減)を超過した。
会社側は通期予想を据え置いたが、製品ミックスの改善、費用の抑制という好循環の中、第3四半期(10-12月)に限ると営業利益は14億8400万円(同5.0%増)と増益に転じており、計算上3億400万円の赤字(前年同期は10億5700万円の黒字)にとどまる第4四半期(19年1-3月)の営業損益予想は、かなり保守的な印象。上ブレ期待とともに、20年3月期の収益力向上への期待が高まっていきそうだ。
<特集>新年度期待の銘柄は?(3)=日本紙:廃プラスチック問題で紙の復権を期待
2019/3/29 17:33
・日本製紙(3863)をマークしたい。廃プラスチックによる海洋汚染が深刻化し、世界的な問題として注目されている。外食産業では、プラスチック製のストローの提供を中止し、生分解性素材の製品に切り替える動きがみられるなど、再生可能な資源の「木」を原料とする「紙」への関心が高まりそうだ。同社では、4月からストローを口にくわえたときに感じる口当たりの良さや、耐久性を高めた紙製ストローの販売を開始する。環境意識が高まるなか、同製品の販売拡大が期待される。同社ではその他、紙にバリア性を付与し従来の紙と比較して食品の品質劣化を抑えることができる「シールドプラス」を開発済みで、環境意識が強まるなか、さまざまな製品への使用が見込まれ、紙の復権が進むことが期待される。
株価は、26日に昨年来高値となる2343円を付けた後、全体相場が不安定な動きとなったことから、利益確定売りに押される展開となっている。PBRは0.6倍で解散価値とされる1倍を割り込んでおり、割高感はない。環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なうESG投資が重視されるなか、同社への見直しが進みそうだ。
2019/3/29 17:33
・日本製紙(3863)をマークしたい。廃プラスチックによる海洋汚染が深刻化し、世界的な問題として注目されている。外食産業では、プラスチック製のストローの提供を中止し、生分解性素材の製品に切り替える動きがみられるなど、再生可能な資源の「木」を原料とする「紙」への関心が高まりそうだ。同社では、4月からストローを口にくわえたときに感じる口当たりの良さや、耐久性を高めた紙製ストローの販売を開始する。環境意識が高まるなか、同製品の販売拡大が期待される。同社ではその他、紙にバリア性を付与し従来の紙と比較して食品の品質劣化を抑えることができる「シールドプラス」を開発済みで、環境意識が強まるなか、さまざまな製品への使用が見込まれ、紙の復権が進むことが期待される。
株価は、26日に昨年来高値となる2343円を付けた後、全体相場が不安定な動きとなったことから、利益確定売りに押される展開となっている。PBRは0.6倍で解散価値とされる1倍を割り込んでおり、割高感はない。環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行なうESG投資が重視されるなか、同社への見直しが進みそうだ。
<特集>新年度期待の銘柄は?(4)=東洋水産:20年3月期は利益再成長の可能性、GC接近に需給妙味も
2019/3/29 17:34
・東洋水産(2875)に狙い目がある。4月は値上げの季節となり、原材料費などのコスト上昇分を製品価格に転嫁する動きが広がる。同社も4月1日納入分から「マルちゃん 生めん・チルド商品」の価格を改定し、生めん類では4-9%、チルド類では3-6%の値上げに踏み切る。このほか、「マルちゃん 市販用・業務用冷凍食品」の一部商品を値上げし、6月1日出荷分からは「マルちゃん 即席麺商品」も価格を引き上げ、コスト高を吸収していく。
19年3月期は、原材料費や人件費、物流費などの負担増もあり、連結営業利益で255億円(前期比4.3%減)と2期連続の減益を見込む。ただし、20年3月期は、国内即席麺などの値上げ効果とともに海外事業の収益改善が見込まれ、再び利益成長軌道に乗る可能性が高い。市場コンセンサスでは、次期の同利益は277億円強が観測されており、収益面でのフォローが期待される。
株価は、18年12月25日の昨年来安値3620円を起点に底上げ波動を描き、17年12月26日高値4935円からの下げ幅の半値戻し(4277円)に接近中。日足一目均衡表上の「雲」上限をキープするとともに足元では75日・200日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)が間近に迫り、先高観を温存させている。
ちなみに、22日申し込み現在の信用取引残高は買い残が2万6000株強、売り残が43万4000株強と売り長状態。日証金では株不足・逆日歩が継続している。同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保分で100万株超となっており、需給妙味も内包している。
2019/3/29 17:34
・東洋水産(2875)に狙い目がある。4月は値上げの季節となり、原材料費などのコスト上昇分を製品価格に転嫁する動きが広がる。同社も4月1日納入分から「マルちゃん 生めん・チルド商品」の価格を改定し、生めん類では4-9%、チルド類では3-6%の値上げに踏み切る。このほか、「マルちゃん 市販用・業務用冷凍食品」の一部商品を値上げし、6月1日出荷分からは「マルちゃん 即席麺商品」も価格を引き上げ、コスト高を吸収していく。
19年3月期は、原材料費や人件費、物流費などの負担増もあり、連結営業利益で255億円(前期比4.3%減)と2期連続の減益を見込む。ただし、20年3月期は、国内即席麺などの値上げ効果とともに海外事業の収益改善が見込まれ、再び利益成長軌道に乗る可能性が高い。市場コンセンサスでは、次期の同利益は277億円強が観測されており、収益面でのフォローが期待される。
株価は、18年12月25日の昨年来安値3620円を起点に底上げ波動を描き、17年12月26日高値4935円からの下げ幅の半値戻し(4277円)に接近中。日足一目均衡表上の「雲」上限をキープするとともに足元では75日・200日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)が間近に迫り、先高観を温存させている。
ちなみに、22日申し込み現在の信用取引残高は買い残が2万6000株強、売り残が43万4000株強と売り長状態。日証金では株不足・逆日歩が継続している。同日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高は有担保分で100万株超となっており、需給妙味も内包している。