9時07分配信 フィスコ
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材料銘柄 東レ<3402> 719.7円(3/25) 高硬度かつ耐屈曲性に優れた透明アラミドフィルムを開発したと発表している。従来は着色した状態で提供していたアラミドフィルムミクトロンを、独自のポリマー設計と成膜技術により透明化したほか、専用設計の表面加工を施すことでガラス並みの超高硬度と屈曲半径1mmで100万回の折り曲げに耐える耐屈曲性を両立した。折り畳みスマホなどの需要取り込みに期待する向きもありそうだ。 新興市場銘柄 レカム<3323> 158円 (3/25) 中小企業向けに情報通信機器やOA機器、LED照明等を販売する商社であるFTグループ<2763>のタイ・フィリピン・インドネシアの現地子会社5社の株式の株式の80%を取得し連結子会社化することを発表している。足元株価は昨年末12月25日につけた安値154円までの調整を窺う展開となっていたが、今回のリリースを受けた中長期的な業容拡大期待を背景に安値水準を前にしたリバウンドの流れとなるかに注目が集まろう。 テクニカル銘柄 前澤給装工業<6485> 1936円 (3/25) 昨日は全面安の中で3営業日続伸となった。ローソク足は上ヒゲのほとんどない陽線を引いてほぼ高値引けとなり、買い圧力の強さを示した。ともに上昇中の5日線が25日線を上抜く短期ゴールデンクロスを示現したほか、一目均衡表の転換線が下降から上昇に転じており、今後は上昇トレンドが一段と鮮明になろう。 テーマ銘柄 東京建物<8804> 1328円 (3/25) 昨日は日経平均採用銘柄のうち同社と三菱倉庫<9301>の2銘柄のみが上昇し、強い買い意欲が確認された。都心部のオフィス需給は引き締まった状態が続いており、米国の株価や景気不安から輸出関連銘柄が手掛けにくい地合いのなか、根強い業績期待を背景に内需銘柄として物色の矛先が向かいやすいだろう。2月以来の上値抵抗線だった200日線を超過して引けたことも支援材料に。 本日の投資戦略 25日の米国市場では、NYダウが14.51ドル高の25516.83、ナスダック総合指数が5.13pt安の7637.54とまちまち。シカゴ日経225先物は大阪比195円高の20935円と堅調だった。26日早朝の為替は1ドル=109円90銭-110円台と、昨日午後3時時点比でほぼ横ばい。本日の東京市場は自律反発が予想される。円高や米国株下落が一旦止まったことで、電機や機械、素材など昨日売られた景気敏感セクターを中心に短期的なリバウンドを狙った買いが予想される。ただ、世界的な景気減速懸念を受けて上値を追う地合いにはなりにくく、中国・上海株安など悪材料が出てくれば短時間のうちに値を消すリスクがある。一方で、本日は3月期末の権利付き売買最終日となる。大引けにかけて配当権利落ち分に見合ったパッシブ業者の先物買いが見込まれ、後場終盤にはファーストリテ<9983>をはじめとする日経平均の高構成比銘柄に先回り買いが入る可能性もある。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたウエルシアホールディングス<3141>、日本軽金属ホールディングス<5703>、住友鉱<5713>、旭ダイヤ<6140>、日本郵政<6178>、アマノ<6436>、パナソニック<6752>、東エレク<8035>、SOMPO<8630>、東京海上<8766>などに注目。