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25日午前の東京株式市場はほぼ全面安となっている。東証株価指数(TOPIX)の移動平均は5日線が下降して25日線を下回る「デッド・クロス」を形成し、東証1部全体の短中期的な下落局面入りを示唆している。 TOPIXは前週末比で約2.5%下落し、これまで上昇していた25日線は上向きから横ばいに変化した。すでに5日、75日、200日の各線が下降しており、移動平均線を見る限り、東証1部全体は今後、下落に向かう可能性が大きそうだ。 一方、標準偏差を元に算出するボリンジャー・バンドでは、TOPIXはボックス圏の下限とされる「20日平均マイナス2×標準偏差」を下回った。 同指標の考案者である米国のテクニカル・アナリストであるジョン・ボリンジャー氏は2017年11月に来日した際、「20日平均マイナス2×標準偏差」割れについて、押し目買いの好機とは限らず、下げ幅拡大のサインにもなると説明している。(9時55分)