2018/10/5 17:16
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来週(9-12日)の東京株式市場では、調整一巡感を探る展開か。日経平均株価は取引時間中ベースで9月7日の2万2172円を起点に10月2日の高値2万4448円にかけて短期間で1割の上昇を演じ、その反動から直近3連敗となったが、「過熱感を冷ます意味でも当然の一服」(中堅証券)と受け止められている。調整が尾を引くにしても、乗り遅れた投資家にとっては押し目買いに動くチャンスとみられ、相場の下支え要因として意識される。19年3月期上半期決算の発表が近づくなか、直近の円安・ドル高を背景に輸出企業の業績拡大期待は根強く、下値は売り込みにくい面もあろう。
足元では、米長期金利の上昇が新興国からの資金流出につながるリスクを警戒する向きもあるが、米金利高は堅調な米経済に裏打ちされたものであり、先行き懸念は広がっていない。むしろ、円安・ドル高をフォローするものであり、物色対象として銀行・保険などの金融株買いを誘発する要因としても注目される。
4日の日経平均株価は3日続落し、2万3783円(前日比191円安)引け。4日の米長期金利の上昇を背景に米国株式が下落した流れを受け、売り優勢で始まった。円安・ドル高一服や、取引開始前に北海道で最大震度5弱の地震が発生したことも投資家心理の後退につながり、下げ幅は一時240円を超えた。その後下げ渋る場面もあったが、3連休や米9月雇用統計の発表を控え、持ち高調整売りの動きに大引けにかけて弱歩調となった。
なお、スケジュール面では、国内で9日に8月国際収支、9月景気ウォッチャー調査、10日に8月機械受注などの発表が予定されている。海外では10日の米9月生産者物価、11日に米9月消費者物価、12日に中国9月貿易収支などがある。
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来週(9-12日)の東京株式市場では、調整一巡感を探る展開か。日経平均株価は取引時間中ベースで9月7日の2万2172円を起点に10月2日の高値2万4448円にかけて短期間で1割の上昇を演じ、その反動から直近3連敗となったが、「過熱感を冷ます意味でも当然の一服」(中堅証券)と受け止められている。調整が尾を引くにしても、乗り遅れた投資家にとっては押し目買いに動くチャンスとみられ、相場の下支え要因として意識される。19年3月期上半期決算の発表が近づくなか、直近の円安・ドル高を背景に輸出企業の業績拡大期待は根強く、下値は売り込みにくい面もあろう。
足元では、米長期金利の上昇が新興国からの資金流出につながるリスクを警戒する向きもあるが、米金利高は堅調な米経済に裏打ちされたものであり、先行き懸念は広がっていない。むしろ、円安・ドル高をフォローするものであり、物色対象として銀行・保険などの金融株買いを誘発する要因としても注目される。
4日の日経平均株価は3日続落し、2万3783円(前日比191円安)引け。4日の米長期金利の上昇を背景に米国株式が下落した流れを受け、売り優勢で始まった。円安・ドル高一服や、取引開始前に北海道で最大震度5弱の地震が発生したことも投資家心理の後退につながり、下げ幅は一時240円を超えた。その後下げ渋る場面もあったが、3連休や米9月雇用統計の発表を控え、持ち高調整売りの動きに大引けにかけて弱歩調となった。
なお、スケジュール面では、国内で9日に8月国際収支、9月景気ウォッチャー調査、10日に8月機械受注などの発表が予定されている。海外では10日の米9月生産者物価、11日に米9月消費者物価、12日に中国9月貿易収支などがある。