(4日終値) ドル・円相場:1ドル=113.91円(前日比▲0.62円) ユーロ・円相場:1ユーロ=131.14円(▲0.32円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1514ドル(△0.0036ドル) ダウ工業株30種平均:26627.48ドル(▲200.91ドル) ナスダック総合株価指数:7879.51(▲145.57) 10年物米国債利回り:3.18%(0.00%) WTI原油先物11月限:1バレル=74.33ドル(▲2.08ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1201.6ドル(▲1.3ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 9月米企業の人員削減数(チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社調べ、前年比) 70.9% 13.7% 前週分の米新規失業保険申請件数 20万7000件 21万5000件・改 8月米製造業新規受注(前月比) 2.3% ▲0.5%・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は反落。ダウ平均が一時350ドル超下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が300円下げると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。節目の114.00円を下抜けると一時113.63円まで下げ足を速めた。なお、市場では米国株の下落について「長期金利の上昇を警戒した売りが出た」との指摘があった。 ただ、前日の安値113.52円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開に。米国株や日経平均先物が終盤下げ幅を縮めたことも相場の下支え要因となり113.94円付近まで下値を切り上げた。 前週分の米新規失業保険申請件数は20.7万件と予想の21.3万件より強い内容となったほか、8月米製造業新規受注は前月比2.3%上昇と予想の2.1%上昇を上回ったが、相場の反応は限られた。 ・ユーロドルは7営業日ぶりに反発。アジア時間に一時1.1464ドルと8月20日以来の安値を付けた反動で海外市場でもショートカバーが優勢に。明日の9月米雇用統計を前にしたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り一時1.1543ドルと日通し高値を付けた。ユーロカナダドルやユーロNZドルなど一部ユーロクロスの上昇につれた買いも入った。 ユーロカナダドルは一時1.4891カナダドル、ユーロNZドルは1.7784NZドルまでユーロ高が進んだ。 ・ユーロ円は反落。ユーロドルの上昇につれた買いが入り一時131.58円と日通し高値を付けたものの、その後失速。株価の下落を背景にリスク回避的な売りが出て130.75円と日通し安値を付けた。 原油先物価格の下落を背景に、資源国のクロス円も軟調だった。カナダドル円は一時87.95円、豪ドル円は80.38円、NZドル円は73.66円、南アランド円は7.62円まで値を下げた。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6日ぶりに反落。下げ幅は一時350ドルを超え、7月11日以来ほぼ3カ月ぶりの大きさとなった。足もとの米長期金利の上昇を受けて、割高感が強いハイテク株中心に売りが膨らんだ。市場関係者からは「昨日までに5日続伸し連日で史上最高値を更新していただけに、利益確定目的の売りが出やすかった」との声が聞かれた。半面、金利の上昇で銀行株に買いが入り指数を下支えした。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。アルファベットやフェイスブック、アマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み売られた。 ・米国債券相場で長期ゾーンは横ばいだった。米景気拡大を見込んだ債券売りが続き、時間外取引で一時3.2305%前後と2011年5月中旬以来約7年4カ月ぶりの高水準を付けた。ただ、相場が大幅に下落したあとだけに、短期的な戻りを期待した買いも入り通常取引ではやや方向感に乏しい展開となった。 ・原油先物相場は大幅反落。サウジアラビアとロシアが、原油価格の上昇を抑制するために、増産で合意したことが、高値圏にあった原油相場の急速な調整を誘った。一時73.88ドルと、3日ぶりの安値をつけた。 ・金先物相場は小幅に続落。米国株が売られ、安全資産とされる金が買われる場面もあった。しかし、対ユーロなど主要通貨に対してドル買いが進み、ドル建て金相場の換算値が低下。ドル高は、ドルの代替資産とされる金の相対的な価値を押し下げる要因としても意識された。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。