4日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反落。終値は113.91円と前日NY終値(114.53円)と比べて62銭程度のドル安水準だった。ダウ平均が一時350ドル超下落し、ナイト・セッションの日経平均先物が300円下げると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが優勢となった。節目の114.00円を下抜けると一時113.63円まで下げ足を速めた。なお、市場では米国株の下落について「長期金利の上昇を警戒した売りが出た」との指摘があった。 ただ、前日の安値113.52円が目先サポートとして意識されると下げ渋る展開に。米国株や日経平均先物が終盤下げ幅を縮めたことも相場の下支え要因となり113.94円付近まで下値を切り上げた。 前週分の米新規失業保険申請件数は20.7万件と予想の21.3万件より強い内容となったほか、8月米製造業新規受注は前月比2.3%上昇と予想の2.1%上昇を上回ったが、相場の反応は限られた。 ユーロドルは7営業日ぶりに反発。終値は1.1514ドルと前日NY終値(1.1478ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ高水準だった。アジア時間に一時1.1464ドルと8月20日以来の安値を付けた反動で海外市場でもショートカバーが優勢に。明日の9月米雇用統計を前にしたポジション調整目的のユーロ買い・ドル売りも入り一時1.1543ドルと日通し高値を付けた。ユーロカナダドルやユーロNZドルなど一部ユーロクロスの上昇につれた買いも入った。 ユーロカナダドルは一時1.4891カナダドル、ユーロNZドルは1.7784NZドルまでユーロ高が進んだ。 ユーロ円は反落。終値は131.14円と前日NY終値(131.46円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの上昇につれた買いが入り一時131.58円と日通し高値を付けたものの、その後失速。株価の下落を背景にリスク回避的な売りが出て130.75円と日通し安値を付けた。 原油先物価格の下落を背景に、資源国のクロス円も軟調だった。カナダドル円は一時87.95円、豪ドル円は80.38円、NZドル円は73.66円、南アランド円は7.62円まで値を下げた。 本日のレンジ ドル円:113.63円 - 114.55円 ユーロドル:1.1464ドル - 1.1543ドル ユーロ円:130.75円 - 131.58円
出典:FXi24
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