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2018年07月30日05時30分

ネットワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネットワン <7518> 2,435円 (+416円、+20.6%)
東証1部の上昇率トップ。ネットワンシステムズ <7518> が4日続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.8倍の15.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中央省庁の大型案件を受注したうえ、自治体向けセキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築案件が伸びたことが寄与。サービス部門の売上増加も大幅増益に貢献した。
■岡部 <5959> 1,076円 (+129円、+13.6%)
東証1部の上昇率2位。岡部 <5959> が続急騰。26日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結最終利益が前年同期比56.3%増の19.9億円に伸び、従来予想の15.5億円を上回って着地したことが買い材料視された。国内で大型物流倉庫などの鉄骨造の建築工事が順調に進捗するなか、ベースパックといった構造機材製品の販売が堅調だったほか、米国では子会社が建設資材販売のシェアを伸ばした。鋼材価格上昇の価格転嫁を進めたことも増益に貢献した。
■日精線 <5659> 4,800円 (+555円、+13.1%)
東証1部の上昇率3位。日本精線 <5659> が続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.9%増の13.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のステンレス鋼線が自動車関連向けに販売数量が増加したほか、高機能樹脂用途のナスロンフィルターや半導体メーカー向け超精密ガスフィルターが好調だった。ニッケル価格上昇に伴う評価益を計上したことも大幅増益に貢献した。上期計画の22億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■システナ <2317> 1,414円 (+139円、+10.9%)
東証1部の上昇率5位。システナ <2317> が続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比54.2%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。注力分野の車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の開発の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。
■ロランドDG <6789> 2,662円 (+203円、+8.3%)
東証1部の上昇率8位。ローランド ディー.ジー. <6789> が続急伸。26日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の13億円→16.2億円に24.6%上方修正。従来の4.5%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなったことが買い材料視された。サイン市場向けプリンターの販売が低迷したものの、人件費や広告販促費を中心に販管費が想定を下回ったことが上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の32億円(前期は38億円)を据え置いた。
■メルコ <6676> 4,530円 (+320円、+7.6%)
メルコホールディングス <6676> が続急伸。26日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の14.48%にあたる300万株(金額で125億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月27日から19年7月26日まで。併せて決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0%増の17億円で着地した。
■クラリオン <6796> 300円 (+21円、+7.5%)
クラリオン <6796> が5日ぶり急反発。同社が26日取引終了後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は売上高が415億7200万円(前年同期比9.0%減)と減収となり、営業利益は12億2200万円(同31.0%減)、最終利益は3億5500万円(同65.1%減)と低調だった。市場では「カーナビやカーオーディオなどの販売低迷は事前に市場で認知されており、株価も決算発表を目前に前倒しで調整を入れていた。空売りもかなりたまっていたことで、目先材料出尽くしで買い戻しが入った格好」(準大手証券ストラテジスト)という。信用取組はここ買い残の整理が進捗しており、信用倍率は買い長ながら1.4倍台で需給妙味も意識されたようだ。
■日立金属 <5486> 1,244円 (+87円、+7.5%)
日立金属 <5486> が続急伸。26日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比18.4%増の213億円に伸びて着地したことが買い材料視された。特殊鋼などの主力製品を中心に需要が増加したことに加え、原材料上昇による販売価格引き上げで7.6%の増収を確保。積極的な投資によるコストの増加があったものの、4月に三徳を連結子会社化したことに伴う負ののれん益などの計上で吸収し、2ケタ増益を達成した。
■ヤクルト <2267> 8,250円 (+510円、+6.6%)
ヤクルト本社 <2267> が続急伸。27日午後2時20分ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高966億9100万円(前年同期比2.3%増)、営業利益100億1300万円(同0.3%増)、純利益100億2300万円(同24.7%増)と増収増益となったことが好感された。国内飲料事業が乳製品の販売本数の増加や生産機器売り上げの増加などで堅調に推移したことに加えて、海外飲料事業もアジアを中心とした販売本数の増加や価格改定効果で増収増益を確保したことが寄与した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高4180億円(前期比4.1%増)、営業利益465億円(同7.0%増)、純利益355億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■富士電機 <6504> 833円 (+47円、+6.0%)
富士電機 <6504> が急反発。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.6倍の73.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。 国内や中国の旺盛な自動化需要を背景に、産業分野向けパワー半導体の販売が拡大したうえ、低圧インバーターなどのFA関連も伸びたことが寄与。原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。
■日立物流 <9086> 3,075円 (+155円、+5.3%)
日立物流 <9086> が続急伸。26日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益が前年同期比13.1%増の74.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の国内物流はメディカル関連案件の本格稼働や取扱物量が総じて堅調に推移するなか、生産性改善が寄与し収益が伸びた。また、国際物流では前期に立ち上げた自動車部品関連案件や為替効果などで増収を確保。課題案件の収益改善が進み、大幅増益を達成した。
■スタンレー <6923> 4,000円 (+185円、+4.9%)
スタンレー電気 <6923> が急伸。26日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高1098億100万円(前年同期比9.9%増)、営業利益140億7800万円(同37.5%増)、純利益99億8300万円(同47.2%増)と大幅増益だったことが好感された。自動車機器事業でLEDヘッドランプが順調に増加したほか、電子応用製品事業でLED灯体の光源や制御などに用いる電子基板や、ノートPC用プライバシー機能付きバックライトなどが好調に推移したことが増益を牽引した。また、生産革新活動による生産性の向上に取り組んだことも奏功した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高4400億円(前期比0.5%減)、営業利益550億円(同3.4%増)、純利益395億円(同9.7%増)の従来見通しを据え置いている。
■神戸物産 <3038> 5,600円 (+240円、+4.5%)
神戸物産 <3038> が上値追い。食材販売の「業務スーパー」をフランチャイズ展開しており、堅調な業績を背景に株価は13週移動平均線をサポートラインとする中期上昇トレンドを構築している。PB商品の売れ行き好調で採算性が高まっている。26日取引終了後に発表した6月の全社売上高は前年同月比9.9%増と2ケタ近い伸びを示しており、これが買いを引き寄せる格好となった。
■信越化学工業 <4063> 11,320円 (+340円、+3.1%)
信越化学工業 <4063> が4日続伸。25日に発表した第1四半期(4-6月)の業績が堅調だったことが引き続き好感された。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断「A」と目標株価1万5100円を継続した。第1四半期は過去最高を更新したが、なかでも塩ビ・化成品と半導体シリコンの2大事業が貢献。為替前提も1ドル=105円と保守的であり、19年3月期業績は増額修正を予想している。具体的には、今期連結営業利益は会社予想3600億円に対し3850億円(前期比14%増)、20年3月期の同利益は4189億円と連続増益を見込んでいる。
■花王 <4452> 8,403円 (+234円、+2.9%)
花王 <4452> が買いを集め中段もみ合いを上に放れてきた。同社が26日取引終了後に発表した18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算は、売上高が7290億3000万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は907億5500万円(同3.9%増)、最終利益は628億500万円(同11.2%増)と増収増益を確保した。同社はトイレタリーで国内トップシェアを誇り、化粧品分野でも屈指だが、中国などアジア向けで需要開拓が進み業績に反映された。なお、通期業績予想は営業利益段階で2150億円(同5.0%増)を見込んでいる。
■メルカリ <4385> 4,685円 (+125円、+2.7%)
メルカリ <4385> [東証M]が反発。SMBC日興証券は26日、同社株の投資評価を新規「1」としカバレッジを開始した。目標株価は6260円とした。フリマアプリ最大手の同社は、国内のリユース市場を取り込んでいくことで高成長を持続すると予想。特に、所有にこだわらない消費行動が同社の成長の原動力となっており、同社はこの消費行動の中心的存在となっていると指摘している。同証券では、18年6月期の連結営業損益は38億800万円の赤字予想だが、19年6月期は13億8300万円の黒字に転換、20年は182億9500万円へと黒字拡大を予想している。
■東京きらぼし <7173> 2,541円 (+55円、+2.2%)
東京きらぼしフィナンシャルグループ <7173> が6日続伸。27日付けの日本経済新聞朝刊で「後継者に事業を譲る『事業承継』時に発生する資金ニーズを取り込むため、9月にも専門の投資子会社を設立する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、新会社がファンドをつくり、ファンドを通じて資金を出すとしており、傘下のきらぼし銀行以外からも資金を募るという。中小企業を中心に事業承継に関する社会的な関心が高まっていることも、株価を押し上げたようだ。
■国際石開帝石 <1605> 1,208円 (+17.5円、+1.5%)
国際石油開発帝石 <1605> が続伸、石油資源開発 <1662> は4日続伸といずれも堅調。ここ原油市況が再び上昇基調になっていることが追い風となっており、前日にWTI原油先物価格は31セント高の1バレル=69ドル61セントと70ドル台回復を目前に捉えている。前日の米国株市場ではエクソンモービルが3日続伸し戻り高値を更新するなど強い動きをみせており、この流れが東京市場にも波及している。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
2018年07月30日05時30分

ネットワン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ネットワン <7518> 2,435円 (+416円、+20.6%)
東証1部の上昇率トップ。ネットワンシステムズ <7518> が4日続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.8倍の15.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中央省庁の大型案件を受注したうえ、自治体向けセキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築案件が伸びたことが寄与。サービス部門の売上増加も大幅増益に貢献した。
■岡部 <5959> 1,076円 (+129円、+13.6%)
東証1部の上昇率2位。岡部 <5959> が続急騰。26日大引け後に発表した18年12月期上期(1-6月)の連結最終利益が前年同期比56.3%増の19.9億円に伸び、従来予想の15.5億円を上回って着地したことが買い材料視された。国内で大型物流倉庫などの鉄骨造の建築工事が順調に進捗するなか、ベースパックといった構造機材製品の販売が堅調だったほか、米国では子会社が建設資材販売のシェアを伸ばした。鋼材価格上昇の価格転嫁を進めたことも増益に貢献した。
■日精線 <5659> 4,800円 (+555円、+13.1%)
東証1部の上昇率3位。日本精線 <5659> が続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.9%増の13.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力のステンレス鋼線が自動車関連向けに販売数量が増加したほか、高機能樹脂用途のナスロンフィルターや半導体メーカー向け超精密ガスフィルターが好調だった。ニッケル価格上昇に伴う評価益を計上したことも大幅増益に貢献した。上期計画の22億円に対する進捗率は60.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■システナ <2317> 1,414円 (+139円、+10.9%)
東証1部の上昇率5位。システナ <2317> が続急騰。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比54.2%増の14.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。注力分野の車載システムやECサイト開発などのネットビジネス、ロボット・AI・IoT関連の開発の受注が増加したほか、業務システムの引き合いも旺盛で、ソリューションデザイン事業の収益が拡大したことが寄与。
■ロランドDG <6789> 2,662円 (+203円、+8.3%)
東証1部の上昇率8位。ローランド ディー.ジー. <6789> が続急伸。26日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の13億円→16.2億円に24.6%上方修正。従来の4.5%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなったことが買い材料視された。サイン市場向けプリンターの販売が低迷したものの、人件費や広告販促費を中心に販管費が想定を下回ったことが上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の32億円(前期は38億円)を据え置いた。
■メルコ <6676> 4,530円 (+320円、+7.6%)
メルコホールディングス <6676> が続急伸。26日、同社が発行済み株式数(自社株を除く)の14.48%にあたる300万株(金額で125億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月27日から19年7月26日まで。併せて決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0%増の17億円で着地した。
■クラリオン <6796> 300円 (+21円、+7.5%)
クラリオン <6796> が5日ぶり急反発。同社が26日取引終了後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は売上高が415億7200万円(前年同期比9.0%減)と減収となり、営業利益は12億2200万円(同31.0%減)、最終利益は3億5500万円(同65.1%減)と低調だった。市場では「カーナビやカーオーディオなどの販売低迷は事前に市場で認知されており、株価も決算発表を目前に前倒しで調整を入れていた。空売りもかなりたまっていたことで、目先材料出尽くしで買い戻しが入った格好」(準大手証券ストラテジスト)という。信用取組はここ買い残の整理が進捗しており、信用倍率は買い長ながら1.4倍台で需給妙味も意識されたようだ。
■日立金属 <5486> 1,244円 (+87円、+7.5%)
日立金属 <5486> が続急伸。26日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益が前年同期比18.4%増の213億円に伸びて着地したことが買い材料視された。特殊鋼などの主力製品を中心に需要が増加したことに加え、原材料上昇による販売価格引き上げで7.6%の増収を確保。積極的な投資によるコストの増加があったものの、4月に三徳を連結子会社化したことに伴う負ののれん益などの計上で吸収し、2ケタ増益を達成した。
■ヤクルト <2267> 8,250円 (+510円、+6.6%)
ヤクルト本社 <2267> が続急伸。27日午後2時20分ごろに発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高966億9100万円(前年同期比2.3%増)、営業利益100億1300万円(同0.3%増)、純利益100億2300万円(同24.7%増)と増収増益となったことが好感された。国内飲料事業が乳製品の販売本数の増加や生産機器売り上げの増加などで堅調に推移したことに加えて、海外飲料事業もアジアを中心とした販売本数の増加や価格改定効果で増収増益を確保したことが寄与した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高4180億円(前期比4.1%増)、営業利益465億円(同7.0%増)、純利益355億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いている。
■富士電機 <6504> 833円 (+47円、+6.0%)
富士電機 <6504> が急反発。26日大引け後に発表した19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.6倍の73.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。 国内や中国の旺盛な自動化需要を背景に、産業分野向けパワー半導体の販売が拡大したうえ、低圧インバーターなどのFA関連も伸びたことが寄与。原価低減を進めたことも大幅増益に貢献した。
■日立物流 <9086> 3,075円 (+155円、+5.3%)
日立物流 <9086> が続急伸。26日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益が前年同期比13.1%増の74.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の国内物流はメディカル関連案件の本格稼働や取扱物量が総じて堅調に推移するなか、生産性改善が寄与し収益が伸びた。また、国際物流では前期に立ち上げた自動車部品関連案件や為替効果などで増収を確保。課題案件の収益改善が進み、大幅増益を達成した。
■スタンレー <6923> 4,000円 (+185円、+4.9%)
スタンレー電気 <6923> が急伸。26日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高1098億100万円(前年同期比9.9%増)、営業利益140億7800万円(同37.5%増)、純利益99億8300万円(同47.2%増)と大幅増益だったことが好感された。自動車機器事業でLEDヘッドランプが順調に増加したほか、電子応用製品事業でLED灯体の光源や制御などに用いる電子基板や、ノートPC用プライバシー機能付きバックライトなどが好調に推移したことが増益を牽引した。また、生産革新活動による生産性の向上に取り組んだことも奏功した。なお、19年3月期通期業績予想は、売上高4400億円(前期比0.5%減)、営業利益550億円(同3.4%増)、純利益395億円(同9.7%増)の従来見通しを据え置いている。
■神戸物産 <3038> 5,600円 (+240円、+4.5%)
神戸物産 <3038> が上値追い。食材販売の「業務スーパー」をフランチャイズ展開しており、堅調な業績を背景に株価は13週移動平均線をサポートラインとする中期上昇トレンドを構築している。PB商品の売れ行き好調で採算性が高まっている。26日取引終了後に発表した6月の全社売上高は前年同月比9.9%増と2ケタ近い伸びを示しており、これが買いを引き寄せる格好となった。
■信越化学工業 <4063> 11,320円 (+340円、+3.1%)
信越化学工業 <4063> が4日続伸。25日に発表した第1四半期(4-6月)の業績が堅調だったことが引き続き好感された。岩井コスモ証券は26日、同社株の投資判断「A」と目標株価1万5100円を継続した。第1四半期は過去最高を更新したが、なかでも塩ビ・化成品と半導体シリコンの2大事業が貢献。為替前提も1ドル=105円と保守的であり、19年3月期業績は増額修正を予想している。具体的には、今期連結営業利益は会社予想3600億円に対し3850億円(前期比14%増)、20年3月期の同利益は4189億円と連続増益を見込んでいる。
■花王 <4452> 8,403円 (+234円、+2.9%)
花王 <4452> が買いを集め中段もみ合いを上に放れてきた。同社が26日取引終了後に発表した18年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算は、売上高が7290億3000万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は907億5500万円(同3.9%増)、最終利益は628億500万円(同11.2%増)と増収増益を確保した。同社はトイレタリーで国内トップシェアを誇り、化粧品分野でも屈指だが、中国などアジア向けで需要開拓が進み業績に反映された。なお、通期業績予想は営業利益段階で2150億円(同5.0%増)を見込んでいる。
■メルカリ <4385> 4,685円 (+125円、+2.7%)
メルカリ <4385> [東証M]が反発。SMBC日興証券は26日、同社株の投資評価を新規「1」としカバレッジを開始した。目標株価は6260円とした。フリマアプリ最大手の同社は、国内のリユース市場を取り込んでいくことで高成長を持続すると予想。特に、所有にこだわらない消費行動が同社の成長の原動力となっており、同社はこの消費行動の中心的存在となっていると指摘している。同証券では、18年6月期の連結営業損益は38億800万円の赤字予想だが、19年6月期は13億8300万円の黒字に転換、20年は182億9500万円へと黒字拡大を予想している。
■東京きらぼし <7173> 2,541円 (+55円、+2.2%)
東京きらぼしフィナンシャルグループ <7173> が6日続伸。27日付けの日本経済新聞朝刊で「後継者に事業を譲る『事業承継』時に発生する資金ニーズを取り込むため、9月にも専門の投資子会社を設立する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、新会社がファンドをつくり、ファンドを通じて資金を出すとしており、傘下のきらぼし銀行以外からも資金を募るという。中小企業を中心に事業承継に関する社会的な関心が高まっていることも、株価を押し上げたようだ。
■国際石開帝石 <1605> 1,208円 (+17.5円、+1.5%)
国際石油開発帝石 <1605> が続伸、石油資源開発 <1662> は4日続伸といずれも堅調。ここ原油市況が再び上昇基調になっていることが追い風となっており、前日にWTI原油先物価格は31セント高の1バレル=69ドル61セントと70ドル台回復を目前に捉えている。前日の米国株市場ではエクソンモービルが3日続伸し戻り高値を更新するなど強い動きをみせており、この流れが東京市場にも波及している。
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※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。

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