*08/26 08:32JST 指数マイナスも日銀ETF買入れに安心感
[株式オープニングコメント] 26日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になろう。25日の米国市場は続落だった。利上げに前向きな要人発言が相次ぐ中、売りが優勢の展開に。7月耐久財受注が予想を上回ったことを好感する局面もみられたが、イエレン議長講演を控えており、積極的な売買は手控えられていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の16505円だった。この流れを受けて、16500円処でのこう着相場になりそうだ。 もっとも、利上げに前向きな発言が続いており、円相場は小動きながらも若干円安に振れて推移している。極端な円安には振れ難いだろうが、やや安心感につながりそうだ。また、昨日は日銀のETF買入れが行われた。結果的には日経平均、TOPIXいずれもプラス圏をキープできなかったが、このところは倍増した額を買わないのではないかとの見方もされていたこともあり、一定の安心感につながろう。 買わざるを得ない状況がくる可能性があるなかでは、引き続き売り込みづらい需給状況であろう。また、イエレン議長講演を控えるなか、売り方の買戻しも意識されそうであり、こう着ながらも底堅さが意識されそうだ。 [株式市場強弱材料] 強気材料 ・日銀のETF買入れによる需給押し上げ期待 ・事業規模28兆円超の経済対策の効果 ・NY原油は上昇(47.33、+0.56) ・ドル/円、100円55-65銭 ・金融庁、信用取引の規制緩和検討 ・花王、自社株買い500億円 ・米規失業保険申請件数26.1万件(予想26.5万件) ・米7月耐久財受注+4.4%(予想+3.4%) 弱気材料 ・NYダウは下落(18448.41、-33.07) ・ナスダックは下落(5212.20、-5.49) ・シカゴ日経225先物(16505、-15) ・日経平均は反落(16555.95、-41.35) ・マザーズ指数反落(909.75、-4.98) ・海外勢2週ぶり売り越し 留意事項 ・イエレンFRB議長がジャクソンホールで講演 ・パナソニックやソニーなど8Kテレビ共同開発 ・アフリカでの地熱発電開発で日米が覚書 ・消費者物価コア指数(7月) ・ユーロ圏マネーサプライ(7月) ・英GDP改定値(4-6月) ・米GDP改定値(4-6月) [サポート&レジスタンス] 終値 16556 5日移動平均 16559 200日移動平均 17122 標準偏差+2σ 16957 転換線 16692 レジスタンス(2) 16676 レジスタンス(1) 16616 25日移動平均 16573 ピボット 16569 サポート(1) 16508 サポート(2) 16461 基準線 16432 100日移動平均 16383 標準偏差-2σ 16190 先行スパンB 16058 先行スパンA 15856