（28日終値） ドル・円相場（29日6時時点）：前日比3円35銭安の１ドル＝108.09円 ユーロ・円相場：同3円53銭安の１ユーロ＝122.69円 ユーロ・ドル相場：同0.0031ドル高の1ユーロ＝1.1351ドル ダウ工業株30種平均：同210ドル79セント安の17830ドル76セント ナスダック総合株価指数：同57.85ポイント安の4805.29 10年物米国債利回り：同0.03％低い（価格は高い）1.82％ ＷＴＩ原油先物6月限：同0.70ドル高の1バレル＝46.03ドル 金先物6月限：同16.0ドル高の1トロイオンス＝1266.4ドル （主な米経済指標） ＜発表値＞ ＜前回発表値＞ 1－3月期米国内総生産（ＧＤＰ、速報値) 前期比年率 0.5％ 1.4％ 前週分の米新規失業保険申請件数 25万7000件 24万8000件・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 （各市場の動き） ・ドル円は3営業日ぶりに大幅反落。ナイト・セッションの日経平均先物が120円高まで上げたほか、時間外の米10年債利回りが上昇に転じたこともあって買いが先行し、24時前には108.735円まで値を上げた。もっとも、買い一巡後は日経平均先物が200円超安まで下落したことで再び売りが優勢に。米10年債利回りが7年債入札後に低下に転じたこともあり、4時30分過ぎには107.864円と18日以来の安値をつけた。同日安値の107.794円が意識されると108.20円付近まで下値を切り上げたが、総じて戻りは鈍かった。 なお、1－3月期米国内総生産（ＧＤＰ）速報値は実質で前期比年率0.5％増と市場予想の0.7％増を下回ったが、相場への影響は限定的だった。 ・ユーロドルは4日続伸。ＮＹ勢の参入後は米長期金利の上昇に伴って上値が重くなった。ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれた売りも進み、24時過ぎには一時1.13101ドルまで下押し。もっとも、一巡後は再び米長期金利が低下するなかで買い戻しが入り、欧州時間につけた高値の1.13682ドルに迫る水準まで反発した。 ・ユーロ円は3営業日ぶりに大幅反落。総じてドル円につれた動きとなり、いったんは123.20円台まで反発したものの、その後は株安なども重しとなって4時30分過ぎに122.522円の安値をつけた。引けにかけても戻りは限られた。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。日銀が追加金融緩和を見送ったことで日経平均株価が急落した流れを引き継いだ。売り一巡後は下げ渋る場面もあったが、著名投資家のカール・アイカーン氏が「保有していたアップル株を全て手放した」と述べるとアップル株が急落し、ハイテク株を中心に幅広い銘柄に売りが波及。徐々に下げ幅を拡大し、一時240ドル超下落した。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指は6日続落した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。米国株が軟調に推移したことで、安全資産とされる米国債需要が高まった。また、米7年債入札の結果が「好調だった」と伝わったことも買いを誘った。 ・原油先物相場は3日続伸。外国為替市場でドル安が進みドル建てで決済される原油は割安感から買われた。昨年11月5日以来の高値となる46.14ドルまで上げた。 ・金先物相場は大幅に4日続伸。日銀の追加緩和見送りを受けて対円を中心にドル安が進行。ドルの代替資産とされる金は買いが強まった。日米株安や低調な1－3月期米ＧＤＰ速報値を受けて安全資産としての金需要も高まった。
出典：ＧＩ２４
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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