【指標】
日経225 前引け
14,354.95円 56.32円高(-0.39%)
14,354.95円 56.32円高(-0.39%)
始値 14,495.73円
高値 14,514.95円(09:23)
安値 14,345.16円(11:13)
高値 14,514.95円(09:23)
安値 14,345.16円(11:13)
33業種別騰落状況は、4業種が上昇。上昇率が大きいのは、医薬品、食料品、化学、小売業のみ、ー方値下がり業種は、海運業、非鉄金属、鉱業など29業種。
出来高:9億6,023万株
売買代金:8,276.71億円
出来高:9億6,023万株
売買代金:8,276.71億円
値上がり銘柄数:620(34%)、値下がり銘柄数:1,018(56%)、変わらず:155(8%)
225先物 14,270.00 -70.00(-0.49%)
TOPIX 1,161.30 -4.64(-0.40%)
JPX日経インデックス400 10,508.85 -28.95(-0.27%)
JASDAQ平均 2,033.00 -4.33(-0.21%)
マザーズ指数 798.39 -7.58(-0.94%)
東証2部指数 3,571.00 -20.64(-0.57%)
JPX日経インデックス400 10,508.85 -28.95(-0.27%)
JASDAQ平均 2,033.00 -4.33(-0.21%)
マザーズ指数 798.39 -7.58(-0.94%)
東証2部指数 3,571.00 -20.64(-0.57%)
【市況】
日経225は反落。56.32円安の14,354.95円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えた。プーチン大統領が「ウクライナの分割は望まない」と発言したことでウクライナ東・南部への介入拡大への懸念が後退したことを材料視した米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好で始まった。しかし、寄り付き直後に14500円を回復する局面を見せた後は、こう着感の強い相場展開に。前場半ば辺りには先物主導で下げに転じてしまっている。セクターでは寄り付きこそ東証33業種すべてが上昇して始まった。2014年1月1日時
点の公示地価で、東京、大阪、名古屋の三大都市圏は6年ぶりのプラスに転換となったことを受けて不動産が上昇率なども目立っていた。しかし、不動産が下げに転じるなど、前引けでは上昇しているセクターは医薬品、食料品、化学、小売の4業種にとどまっている。朝の外資系注文動向では比較的まとまった買い越しだったこともあり、底堅い展開が期待されていた。しかし、ウクライナ情勢に対する警戒や中国景気の先行き不透明感などがくすぶる状況のなかではリスク回避的な動きが継続しているようである。そのほか、18-19日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとの模様眺め気分も強そうだ。指数インパクトの大きいところでは、ファナック(6954)、KDDI(9433)が堅調な半面、ソフトバンク(9984)、ファーストリテ(9983)が軟調。ソフトバンクは短期的な過熱感が意識されていたため想定内の一服といった格好だが、不動産の買いが続かなかったことが手掛けづらくさせている面もありそうだ。FOMCでは債券買入れ額の100億ドルずつの縮小は織り込み済み。市場の関心はフォーワード・ガイダンスの修正があるかに集中している。失業率基準6.5%を引き下げ若しくは撤廃する可能性のなか、ゼロ金利政策の長期化が意識されてくることで米国株式の上昇への見方となり、これが日本株への底堅さにつながろう。大引けにかけてのショートカバーを意識しておきたい。
点の公示地価で、東京、大阪、名古屋の三大都市圏は6年ぶりのプラスに転換となったことを受けて不動産が上昇率なども目立っていた。しかし、不動産が下げに転じるなど、前引けでは上昇しているセクターは医薬品、食料品、化学、小売の4業種にとどまっている。朝の外資系注文動向では比較的まとまった買い越しだったこともあり、底堅い展開が期待されていた。しかし、ウクライナ情勢に対する警戒や中国景気の先行き不透明感などがくすぶる状況のなかではリスク回避的な動きが継続しているようである。そのほか、18-19日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとの模様眺め気分も強そうだ。指数インパクトの大きいところでは、ファナック(6954)、KDDI(9433)が堅調な半面、ソフトバンク(9984)、ファーストリテ(9983)が軟調。ソフトバンクは短期的な過熱感が意識されていたため想定内の一服といった格好だが、不動産の買いが続かなかったことが手掛けづらくさせている面もありそうだ。FOMCでは債券買入れ額の100億ドルずつの縮小は織り込み済み。市場の関心はフォーワード・ガイダンスの修正があるかに集中している。失業率基準6.5%を引き下げ若しくは撤廃する可能性のなか、ゼロ金利政策の長期化が意識されてくることで米国株式の上昇への見方となり、これが日本株への底堅さにつながろう。大引けにかけてのショートカバーを意識しておきたい。
【証券各社レーティング】 追 加
格上げ-強気 コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 | ------|-------------|-----------|-----------------|-----------------| (7012)|川崎重工 |シティ | --- |「1」新規 | (8015)|豊田通商 |大和 |「3」 |「2」 | (9989)|サンドラッグ |JPM |「ニュートラル」 |「オーバーW」 | (5423)|東京製鐵 |三菱UFJ |「アンダーP」 |「ニュートラル」 | 格下げ-弱気 コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 | ------|-------------|-----------|-----------------|-----------------| (6268)|ナブテスコ |シティ |「1」 |「2」 | 目標株価変更 コード|銘柄名 |証券会社 |従来 |変更後 | ------|-------------|-----------|-----------------|-----------------| (5947)|リンナイ |シティ |8600円 |9000円 | (4523)|エーザイ |みずほ |3500円 |3300円 | (2678)|アスクル |GS |2700円 |2500円 | (6586)|マキタ |CS |5800円 |6000円 |出典:フイスコ
【市場の話題】 その2 価格は記事記載時点のものです。
・アスクル(2678):\3,125 \-120
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、通期見通しを下方修正しており、売り材料と捉えられているもよう。第3四半期累計営業利益は25億円で前年同期比49%減益、通期計画は60億円から40億円に下方修正している。売上予想は据え置きながら、物流センターの再構築に向けた先行投資的費用の集中投下などによって、コスト負担が膨らむ状況となっている。
売り先行。前日に第3四半期の決算を発表、通期見通しを下方修正しており、売り材料と捉えられているもよう。第3四半期累計営業利益は25億円で前年同期比49%減益、通期計画は60億円から40億円に下方修正している。売上予想は据え置きながら、物流センターの再構築に向けた先行投資的費用の集中投下などによって、コスト負担が膨らむ状況となっている。
・ラクーン(3031):\561 \-3
BtoB取引のインフラを提供するラクーン(3031)は17日、新規事業であるクラウド型受発注ツール「COREC(コレック)」のサービス提供を同日より開始したと発表した。CORECは、すべてのBtoBにおける受発注をWeb上で一元管理できるクラウド型の受発注ツールである。CORECを使用することで、取引先ごとに受発注手段が異なっていても、受発注処理が1つにまとまるため、受発注に関する時間や手間が省略でき、コスト削減や効率化に役立つという。基本機能はバイヤー向け・サプライヤー向けとも初期費用・月額費用を無料で提供しており、機能が充実したビジネスプランを有料提供する。なお、8月末まではビジネスプランも無料で提供し、利用企業の拡充を図る。
BtoB取引のインフラを提供するラクーン(3031)は17日、新規事業であるクラウド型受発注ツール「COREC(コレック)」のサービス提供を同日より開始したと発表した。CORECは、すべてのBtoBにおける受発注をWeb上で一元管理できるクラウド型の受発注ツールである。CORECを使用することで、取引先ごとに受発注手段が異なっていても、受発注処理が1つにまとまるため、受発注に関する時間や手間が省略でき、コスト削減や効率化に役立つという。基本機能はバイヤー向け・サプライヤー向けとも初期費用・月額費用を無料で提供しており、機能が充実したビジネスプランを有料提供する。なお、8月末まではビジネスプランも無料で提供し、利用企業の拡充を図る。
・ダイセル(4202):\900 \+29
大幅続伸。足元でのメタノール市況の急落が買い材料視されているもよう。中国市況などは、ピーク時の540ドル/トンから375ドル/トンまで反落しているようだ。同社にとっては、原材料費の減少によるコストの低減につながるとの見方になっている。シティでは、メタノールの業績への同社営業利益への感応度は、10ドル/トンの下落で約4億円のプラス要因としている。
大幅続伸。足元でのメタノール市況の急落が買い材料視されているもよう。中国市況などは、ピーク時の540ドル/トンから375ドル/トンまで反落しているようだ。同社にとっては、原材料費の減少によるコストの低減につながるとの見方になっている。シティでは、メタノールの業績への同社営業利益への感応度は、10ドル/トンの下落で約4億円のプラス要因としている。
・ビットアイル(3811):\617 \+34
上げ目立つ。前日に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の1.68%に当たる60万株を上限としており、取得期間は本日から今月の26日までとなっている。取得期間が短期間であり、市場買付を実施なら需給インパクトは強いといった見方にも。なお、一昨年の自社株買いの際は、取得期間1ヶ月の間に20万株全株を取得した実績がある。
上げ目立つ。前日に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の1.68%に当たる60万株を上限としており、取得期間は本日から今月の26日までとなっている。取得期間が短期間であり、市場買付を実施なら需給インパクトは強いといった見方にも。なお、一昨年の自社株買いの際は、取得期間1ヶ月の間に20万株全株を取得した実績がある。
・SBIライフ(8998):\ 638カ \+100S高
ストップ高。今期の営業利益見通しを11.4億円から13.7億円へ、最終利益見通しを7.0億円から8.0億円へと上方修正したことが好感されている。不動産事業において、賃貸用デザインマンション「Branche」シリーズ、投資用アパートメントの販売が好調であることが寄与する。また、インターネット事業では、EC・仲介サービスサイト「チケット流通センター」が当初予想を上回る見込み。
ストップ高。今期の営業利益見通しを11.4億円から13.7億円へ、最終利益見通しを7.0億円から8.0億円へと上方修正したことが好感されている。不動産事業において、賃貸用デザインマンション「Branche」シリーズ、投資用アパートメントの販売が好調であることが寄与する。また、インターネット事業では、EC・仲介サービスサイト「チケット流通センター」が当初予想を上回る見込み。
・フロイント(6312):\1,133 \-31
製剤・製造装置のフロイント産業(6312)は17日、経済産業省選定の「グローバルニッチトップ企業(GNT企業)100選」に選定されたと発表。経済産業省は、国際展開に優れ、我が国経済のけん引役となる企業を支援し、国際競争力の向上を確保していくことを任務としている。この観点から、グローバル展開に
優秀と認められる実績がある企業をGNT企業として顕彰するとともに、こうした企業の経験値を一般化し、GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤を示すことを目的としている。選定は今回が初めてとなる。
製剤・製造装置のフロイント産業(6312)は17日、経済産業省選定の「グローバルニッチトップ企業(GNT企業)100選」に選定されたと発表。経済産業省は、国際展開に優れ、我が国経済のけん引役となる企業を支援し、国際競争力の向上を確保していくことを任務としている。この観点から、グローバル展開に
優秀と認められる実績がある企業をGNT企業として顕彰するとともに、こうした企業の経験値を一般化し、GNT企業を目指す企業に対する経営の羅針盤を示すことを目的としている。選定は今回が初めてとなる。
・ファナック(6954):\16,755 \+385
買い優勢。日本工作機械工業会が前日に発表した2月の工作機器受注では、中国の電機・精密向け受注が大幅に拡大している。12月の88億円、1月の65億円から2月には110億円にまで増加へ。この分野の中心は同社のロボドリルであるとみられており、同社の受注回復傾向が想定される状況となっているもよう。
買い優勢。日本工作機械工業会が前日に発表した2月の工作機器受注では、中国の電機・精密向け受注が大幅に拡大している。12月の88億円、1月の65億円から2月には110億円にまで増加へ。この分野の中心は同社のロボドリルであるとみられており、同社の受注回復傾向が想定される状況となっているもよう。
・東製鉄(5423):\550 \+25
強い動き目立つ。三菱UFJでは投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げしている。目標株価は410円から560円に引き上げへ。スクラップ価格の想定以上の下落を受けて、スプレッドの拡大局面を迎えたとしている。つれて、今期以降の業績予想を上方修正、今期営業利益は従来予想の29億円から43億円に、来期は67億円から94億円に、それぞれ引き上げている。
強い動き目立つ。三菱UFJでは投資判断を「アンダーパフォーム」から「ニュートラル」に格上げしている。目標株価は410円から560円に引き上げへ。スクラップ価格の想定以上の下落を受けて、スプレッドの拡大局面を迎えたとしている。つれて、今期以降の業績予想を上方修正、今期営業利益は従来予想の29億円から43億円に、来期は67億円から94億円に、それぞれ引き上げている。
・シャープ(6753):\297 \-13
売り優勢。本日、ジャパンディスプレイが東証1部に新規上場しているが、スマホ向け液晶新工場の新設方針なども報じられている。中小型液晶における積極展開を受けて、同社などには競争激化への警戒感が強まる状況にも。また、ポートフォリオリバランスなど需給面への影響も警戒されることに。
売り優勢。本日、ジャパンディスプレイが東証1部に新規上場しているが、スマホ向け液晶新工場の新設方針なども報じられている。中小型液晶における積極展開を受けて、同社などには競争激化への警戒感が強まる状況にも。また、ポートフォリオリバランスなど需給面への影響も警戒されることに。
・コニカミノルタ(4902):\979 \+6
続伸。約100億円を投じて曲げられる有機EL照明を山梨県で2014年秋から量産すると発表。甲府サイトに月産能力100万枚の工場を新設し、ロール状で連続生産。面全体が均一に発光する同照明は商業施設のデザイン照明などに普及が期待されると伝えている。調整トレンドが続いているが、レンジ下限からの緩やかなリバウンドに。
続伸。約100億円を投じて曲げられる有機EL照明を山梨県で2014年秋から量産すると発表。甲府サイトに月産能力100万枚の工場を新設し、ロール状で連続生産。面全体が均一に発光する同照明は商業施設のデザイン照明などに普及が期待されると伝えている。調整トレンドが続いているが、レンジ下限からの緩やかなリバウンドに。
・ツガミ(6101):\589 \+44
買い先行で上昇率トップ。来期純利益が今期予想比2.2倍の40億円程度になる見通しとの観測報道が伝わっている。市場予想は30億円程度の水準であり、想定以上の業績回復期待が高まる展開になっているもよう。スマホ用部材や自動車部品向け工作機械の需要が拡大する見通しのようだ。足元では中国スマホ向けに受注が入ってきているとの観測があったが、こうした状況が裏付けられる形にも。
買い先行で上昇率トップ。来期純利益が今期予想比2.2倍の40億円程度になる見通しとの観測報道が伝わっている。市場予想は30億円程度の水準であり、想定以上の業績回復期待が高まる展開になっているもよう。スマホ用部材や自動車部品向け工作機械の需要が拡大する見通しのようだ。足元では中国スマホ向けに受注が入ってきているとの観測があったが、こうした状況が裏付けられる形にも。
・三井不(8801):\3,095 \+19
続伸。国土交通省が18日発表した2014年1月1日時点の公示地価で、東京、大阪、名古屋の三大都市圏はリーマン・ショック前の08年以来、6年ぶりのプラスに転換。株価は年初以降、調整が続いているが、3,000円割れ水準でのダブルボトム形成も意識されやすいところ。目先は25日線を突破しておきたいところ。
続伸。国土交通省が18日発表した2014年1月1日時点の公示地価で、東京、大阪、名古屋の三大都市圏はリーマン・ショック前の08年以来、6年ぶりのプラスに転換。株価は年初以降、調整が続いているが、3,000円割れ水準でのダブルボトム形成も意識されやすいところ。目先は25日線を突破しておきたいところ。
【新着情報】
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。