8/26 前引け エネルギーの低迷顕著！！ 特定材料銘柄に資金集中

■寄り前情

■前場ザラ場10:00

【市　況】
26日午前の東京株式市場の日経225は、前営業日比12.91円安の1万3,647.64円６４銭で終了した。東証１部全銘柄の値動きを示す東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）は、同0.61ポイント安の1,141.02で終了した。前週末の欧米株高を追い風に、日経225は取引開始直後に一時80円高まで上伸した。しかし、円相場の下落に一服感が出ているため、積極的に上値を追う雰囲気にはならず、じりじりと値を消した。

その後は、前週末の終値近辺でもみ合いとなり、こう着感の強い相場展開だった。前週末発表された7月の米新築住宅販売件数が市場予想を大幅に下回り、米国の景気の先行きに対する楽観的な見方は後退気味。

米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の量的緩和早期縮観測が和らいだのは確かだが、「景気の先行きに警戒感が高まった状況では投資意欲は盛り上がらない」（大手証券）のが実情だ。

東証1部の売買代金が約7,000億円（詳細は下部指標参照)にとどまるなど現物市場のエネルギー低迷は顕著で、投資家心理の冷え込みぶりを印象付けた。相場の方向性を決定付ける手掛かり材料が見当たらない中では、日経225の値動きは「株価指数先物の需給戦に左右されやすい展開」（銀行系証券）となりそうだ。前引け時点の日経225構成銘柄の騰落数は、値上がり91銘柄、値下がり121銘柄、変わらず13銘柄となった。東証業種別株価指数は全33業種中、17業種が下落、16業種が上昇した。セクターでは不動産、その他製品、サービス業、鉱業、建設、小売、パルプ紙、医薬品などがしっかり。一方、空運、海運、ゴム製品、電力ガス、輸送用機器、保険、証券などが冴えない。規模別指数では大型、中型が下落する一方で、小型株指数がプラス。

【市場の話題】
・アイル(3854)前引け：738円　100円S高
2分割後冴えない展開が続いていましたが、発行染み株式数の少なさ・浮動株の少なさで一方向に動きやすい。サーフィンのように上手く乗れれば大きな利益が得られますが、落ちると
大変です。本日の記載担当者は、この水準から上で持っています。1,000円まで来ることがあれば、青空天井状態です。

・オリンピックの招致期待などから不動産関連が高い。オリンピック関連

・個別では、福島第一原子力発電所から海への汚染水流出問題の深刻化が懸念される東電 (9501) が６日続落。神戸電鉄 (9046) 、近鉄百 (8244) 、山陽電 (9052) など旧大証単独上場銘柄が軟調に推移した。半面、前週末２３日引け後、取得上限５２万８０００株（発行済み株式数の６．００％）・１０億円の自社株買いを発表した神戸物産 (3038) が続伸。キャリアデ (2410) 、パソナ (2168) 、フルキャストＨＤ (4848) など人材派遣や就職支援を手掛ける銘柄が高い。

【指標】
日経225　前引け　13,647.64円　　12.91円安
始値　13,719.56円
高値　13,741.49円
安値　13,586.84円

東証１部騰落数　値上がり銘柄866、値下がり銘柄690、変わらず銘柄186
出来高：88263万株
売買代金：670810百万円
ﾄﾞﾙ￥98.62-71(11:29)　

ﾕｰﾛ￥ 132.00-05(11:29)

JASDAQ平均　1,769.53　＋7.71
マザーズ指数　691.98　＋1.71
東証2部指数　3,189.16　＋11.65

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