13日のニューヨーク外国為替市場でポンドは全面高。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、英政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)がアイルランド国境のハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証するための「バックストップ(安全策)」に代わる新たな取り決めを受け入れる意向を示したと伝わった。英国の「合意なきEU離脱」への警戒感が後退し、全般ポンド買いが優勢となった。ポンドドルは一時1.2506ドル、ポンド円は135.22円、ユーロポンドは0.8857ポンドまでポンド高に振れた。
ユーロドルは小幅続伸。終値は1.1073ドルと前営業日NY終値(1.1065ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。欧州の取引時間帯に、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)再開について否定的な意見が相次ぎ、一時1.1109ドルと8月27日以来の高値までユーロ高が進んだ影響が残った。
ただ、1.11ドル台での滞空時間は短かった。8月米小売売上高や9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値などが予想よりも強い内容だったことが分かると、米10年債利回りが一時1.9046%前後まで急伸。米金利上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが出て1.1061ドル付近まで押し戻された。
ドル円はほぼ横ばい。終値は108.09円と前営業日NY終値(108.10円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。米小売売上高など良好な米経済指標が相次いだことを受けて、一時108.18円付近まで上げたものの、アジア時間に付けた8月1日以来の高値108.26円を上抜けることは出来なかった。米長期金利の急上昇も相場を押し上げる要因にはならなかった。日米の金融政策決定会合を来週に控えて様子見ムードが強く、積極的な売買は手控えられたようだ。NY時間の安値は107.95円付近で値幅は23銭程度と小さかった。
ユーロ円は続伸したものの、上値は重かった。終値は119.72円と前営業日NY終値(119.61円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。日本時間夕刻に一時120.01円と8月1日以来の高値を付けたものの、すぐに失速。ユーロドルの下落につれた売りが出て23時過ぎに一時119.54円と日通し安値を付けた。そのあとは119円台後半での狭いレンジ取引に終始した。
本日の参考レンジ
ドル円:107.91円 - 108.26円
ユーロドル:1.1056ドル - 1.1109ドル
ユーロ円:119.54円 - 120.01円
ユーロドル:1.1056ドル - 1.1109ドル
ユーロ円:119.54円 - 120.01円
出典:FXi24
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※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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